2021.5.20
勝みなみ-猛虎の勢いで『パンパンと』
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン 中京ゴルフ倶楽部石野コース(愛知県)
猛虎の勢いで不振脱出を。今大会、ディフェンディングチャンピオンとして挑むのが勝みなみだ。しかし、今年はショットとパッティングがうまくかみあわず、なかなか存在感をアピールするまでには至らない。「自信を取り戻すのは、やはり結果が伴わないとダメ。今年はトップ10が一度もありません」と歯切れが悪かった。
不振は、やはりスイングへ起因するものだ。「構えた時にしっくりこない。上体へ重心がある感じです。それから、切り返しの時、クラブフェースが開いたままでいってしまう。だから、ボールを右へ打ちだすなど定まらない時もある」といいながら、修正ポイントを、「飛距離が出ているから、飛ばそうという体の使い方になる。ショットの精度を高めるためには、やはり体の軸を大切にしないといけません」と説明した。
一方で、スタッツに表れないパッティングの悩みを明かす。平均パット数は、1.7700と2位につけているものの、「最近、ショートしていることが気にかかる。カップヘ届かない。数字がいいのは、アプローチで寄せてワンパットが多いからでしょう。もっとバーディーチャンスをたくさんつくって、バーディーをたくさんとりたい。調子がわるいわけではありません。要はリズムがつくれるか。ショットとパッティングがかみあえば、パンパンと行けそうな手応えもある」と前向きだ。
プロアスリートは悩みとの戦いが続く。「私は考え込んでしまう。母からは、悩んで考えている時、答えがあっても悩み過ぎるから見逃している、といわれます。だから、プレーのことばかりを考えているのはよくない。他のことで夢中になれることを…とアドバイスされる」とか。
そんな話へ移ると、阪神タイガースの話題に。「元々、普通に戦えば優勝できるチームです。特に今年はルーキーの佐藤選手の活躍で勢いがある。優勝して盛り上がればいいなぁ。私も優勝して、いい流れをもっていけたらうれしい」と言葉が弾んだ。ちなみに、勝と佐藤は同い年。佐藤の加入でチームが劇的に変化したように、黄金世代は勝が源である。
もっか、イーグル数は9で堂々の1位。「えっ、そんなに…」と驚いていたが、プレーは年々、パワーアップ、スケールアップしてきた。大会は昇竜の土地柄でも、ご贔屓だけは別の話。この日、大いに盛り上がった会見だった。
(メディア管理部 鈴木 孝之)
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