2021.6.5
完全Vへ5度目の挑戦 笠りつ子、好調キープ
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
JLPGA ツアー2020-21シーズン第28戦『ヨネックスレディスゴルフトーナメント』(賞金総額7,000万円・優勝賞金1,260万円)大会第2日が6月5日、新潟県長岡市・ヨネックスカントリークラブ(6,435ヤード/パー72)で行われた。首位スタートの笠りつ子が、この日も好調をキープ。3バーディー、ノーボギーの69をマークし、通算9アンダーで自身初の完全優勝へ大きく前進した。2位は2打差の通算7アンダーで三ヶ島かな。山路晶が通算6アンダーの3位。
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《グリーン=スティンプ:11 1/3フィート コンパクション:23.0mm》
5度目の挑戦。笠りつ子がこの日も好調をアピールした。通算9アンダー、2位へ2打差をつけ、2016年以来の優勝へ大きく前進。「きのうは、ピンチがなかったけど、きょうはちょっとバタバタしたかなぁ」という。
5番の内容を指したものだ。第1打を左ラフへ。5メートルのパーパットが残った。しかし、涼しい表情のままあっさりとパーセーブに成功する。ピンチの後はチャンスが、勝負ではよくあることだ。
前ホールの教訓を存分に生かす。パー5の6番、第3打をピン手前2メートルにつけて、バーディーを奪った。その後は的確にパーセーブを繰り返し再び、訪れるチャンスを待つ。ハイライトは15番。8メートルのバーディーパットは難しい下りのスライスラインだったが、きれいにカップインさせた。
そして、最終18番は76ヤードの第3打をピン横1メートルへ。楽々のバーディーフィニッシュで最終日へ弾みをつけた。「スコアを落とさずにすんだ。きのうもお話したけど、ノーボギーのラウンドは本当にうれしい。また、第1日からトップだし、こんな優勝争いも格別です」と言葉が弾む。
1度も首位を譲らない、完全優勝のチャンスはこれまで4回。ところが、2位3回、3位が1回と、あとひと押しが足りなかった。「思い切って楽しいプレーをしたい。あしたは、少し緊張するかもしれないけど、しっかり自分のプレーを」と、静かにいった。今シーズンのスタッツでからは、パッティングの上昇が際立つ。
5番のパーセーブがその顕著な例だろう。ボギーを叩かない堅実無比のスタイル。さまざまな記念日が並ぶ6月6日はぜひ、笠りつ子復活の日に-。
(メディア管理部・宮崎 善秀)
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