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2021.6.10

比嘉真美子 名器を得た64の確信

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGAツアー2020-21シーズン第29戦『宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント』(賞金総額1億5,000万円、優勝賞金2,700万円)が10日、兵庫県神戸市・六甲国際ゴルフ倶楽部(6,517 Yards/Par 72)で開幕した。この日はスーパープレーが続出。比嘉真美子が8アンダーで首位に立った。6アンダー、2位タイは臼井麗香、山下美夢有、西村優菜、葭葉ルミ、稲見萌寧が続く。ディフェンディングチャンピオンの鈴木愛は1アンダー、39位タイ。
(天候:晴れ 気温: 28.2℃ 風速:4.7m/s)
《グリーン=スティンプ:12フィート コンパクション:22.5mm》

 直感が64のスコアにつながり、満足そうな表情を浮かべる。比嘉真美子が単独首位に立った。「きょうは、パッティングがとてもいい。それが、10バーディーにつながったのでしょう」と切り出し、この日へ至るまでの、プロセスへ移る。「リゾートトラストの前週、アイアンを替えました。それがとてもいい」と言葉が弾む。

 「キャビティータイプから、マッスルバックタイプのシャープなアイアンにした。見た目がカッコイイ。即決でした。使用するクラブは私の一部。当たり前だけど、好みのクラブ、納得できるものを使いたい。いろいろと説明したいけど、やはりひと目見た時の好きだなぁ、というフィーリングです」と話した。「まだ、1日が終わっただけ。でも、気持ちよくスタートダッシュすることができた」という。それだけに、「ティーショットに自信がもてれば、もっと良いプレーができる。すごく、すごく楽しみです」と一気に続けた。 

 印象的だったのは、18番の第2打。「ティーショットをミスして、バンカーとバンカーの間へ。第2打がつま先立ちのようなライでした。ところが、ちゃんとコンタクトをできて、バーディチャンス。残念なことに、バーディーパットは決まらなかったけど、ストレスのないパーセーブができた。こういうところが、すごく助かっている」と語っている。

 2019年、全米女子オープンで5位タイ。ということで、「今年の全米女子オープンはすごかった。ふたりとも格好良かったです。私も、過去に優勝争いやナイスプレーをしたことがあるけど、笹生さん、畑岡さんのプレーを拝見し、もっと強くなりたいと思う。日本人が世界で頑張っているところを見た。今回はいい刺激を受け、精一杯のプレーをします」。名器を得て、名手の技を見て覚醒する。ボールに決心が宿った。

(メディア管理部・中山 亜子)

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