2021.7.7
原英莉花-終息・食・笑顔の願い
ニッポンハムレディスクラシック 桂ゴルフ倶楽部(北海道)
七夕の願いが増えた。原英莉花は、「早くコロナが終息しますように。死ぬまでおいしいものがいっぱい食べられますように。今年に限って言えば、笑顔で一年が終われますように」。ひとこと、ひとことをかみしめるように話していた。
JLPGAツアー屈指の飛距離を誇る。今大会、ツアー最長の6,763ヤードとなり、大いにアドバンテージがありそうだが、いつになく慎重に構えた。「久々の洋芝で、(前回より)距離が伸びているところが多い。ティーショットが本当に難しい」という。さらに「グリーンの境目が、セカンド地点から見にくい。目標を定めることも難しいです」とポイントをあげている。その上で、フェードボールの原が警戒するホールは、15番。前回より37ヤード伸び、「右側が池。すごく、攻めにくくなった」と悲鳴のように聞こえた。
しかし、ネガティブな材料ばかりではない。「2番は1Wが使えず、レイアップしたけど、今回はしっかり左を狙える。18番は距離が長い。第2打をできるだけ、短いクラブを使えるか。有利だと思います」と加えた。
20年、公式競技2連覇で締めくくっている。ところが21年はアクサレディス、パナソニックオープンレディスの3位タイが最上位。「なかなか優勝争いができない。苦しい前半戦でした。そんな状況だから毎週、毎試合、たくさん考えながらプレーしている。充実感はあっても、結果が出ていない。ちょっと疲れます」と心中を語った。それだけに、北海道で心機一転の心意気。足取りが軽い。
(メディア管理部・鈴木 孝之)
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