2021.7.7
小祝さくら 19度目の挑戦に手応え
JLPGA ツアー2020-21シーズン第33戦『ニッポンハムレディスクラシック』(賞金総額1億円・優勝賞金1,800万円)が7月8日、北海道苫小牧市・桂ゴルフ倶楽部(6,763ヤード/パー72)で開幕する。7日は指定練習日。また、公式記者会見が行われた。
19度目のチャンスがきた。小祝さくらは、今季初の北海道開催へ、「優勝したい。当たり前ですね。でも、なかなかいい成績を残せない。知らない間に、つい力んでしまう」と苦笑する。その気持ちが伝わってきた。
しかし、これまでとは状況が違う。技術などがより進化。パワーアップした現在は、置かれた状況も違うのだ。そのひとつが、「洋芝は得意ではない」と従来は話していたが、「コースのフェアウエイ。すごく芽が詰まっていて、打ちやすい。ターフが気持ち良くとれる。ショットの形跡がはっきりとわかります。その後で、ターフを埋める作業が気持ちいい」と変化を言葉にした。
アマチュアを含めて、北海道では18回出場。最高成績は2020年のニトリレディスの2位だ。あと一歩のところまできた。コースこそ違うものの、記憶に残るのは、2016年の今大会だろう。無名だったアマチュア時代、第1日、第2日と首位。黄金世代の有望株となった。さて、今回は6,763ヤードとJLPGAツアー史上最長のセッティングが話題を集めている。「結構(距離が)、伸びたなと感じる。特に18番です。第2打は、長いクラブを使うことになるでしょう。6Iから3UTまで、かなり多めに練習している」という。18番はプラス39ヤードだ。勝負のカギを握るキーホールである。
加えて、「アプローチとバンカーショットが安定している」とも。スタッツを調べると、リカバリー率は67.8501で7位だった。「今年はバンカーショットの自信が出てきた。ピンまでの距離感がいい。ボールが落下してから、どのくらい転がるか、フェースの開き具合のスピン量がわかりました」と達観した様子でいる。
きょう、7月7日は七夕だ。前週、短冊へ願い事を宿舎近くのモール、練習場と2枚、気持ちを込めて記したそうだ。「ひとつはコロナウイルス感染症の収束。もうひとつは、幸せな人生になりますように」と囁くように教えてくれた。人生を豊かにするのはプロゴルファーにとって、やはり勝つことだろう。ちょっと古い表現になるが、故郷へ錦なのだ。
(メディア管理部・中山 亜子)
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