2021.7.8
江澤亜弥 主役候補に立候補
<Photo:Toru Hanai/Getty Images>
ニッポンハムレディスクラシック 桂ゴルフ倶楽部(北海道)第1日
難コースを攻略へ手応え。江澤亜弥が5バーディー、1ボギーの4アンダー、2位タイの好スタートを切った。「距離が長く、難しい。より、冷静にプレーした」と久々の公式会見は少し緊張した面持ちだった。
しかし、プレーは実にシャープ。抜群の印象は前回より39ヤード延長された、436ヤードの最終18番だ。残り181ヤードの第2打を、ピン奥4メートルへ。「フェアウエイ左サイドからU5を使ったけど、当たりが薄い。でも、手前のラフにキックして、コロコロ寄っていった」という。技あり後のバーディートライは、「ハウスキャディーさんから、順目の下りは速い」というアドバイス通り。「タッチを合わせたら入った」と解説した。
昨年1月、大親友の大西葵が指導を受ける、石井コーチへ師事。少しずつスランプ状態から脱出した。「右へプッシュするクセがなかなか矯正できない。ワイドに打球が曲がってしまって…。試合で何度も競技委員さんを呼んで、本当に申し訳ないゴルフでした」とうつむき気味にいい、「今年に入り、だんだん良くなっている。コーチのアドバイスがわかり、感覚もつかめた。最近、とても良い感じです」と続ける。
前週、プロテスト同期で同学年の鈴木愛が優勝。「鈴木さんへ追いつけるようなレベルではない。でも、そんな同期がいてくれるから私も頑張れます」と奮い立った。バーディーフィニッシュはあすへの原動力。主役候補に躍り出た。
(メディア管理部・鈴木 孝之)
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