2021.7.11
惜敗の若林舞衣子『次に頑張ればいい』
<Photo:Toru Hanai/Getty Images>
ニッポンハムレディスクラシック 桂ゴルフ倶楽部(北海道)最終日
惜敗だった。若林舞衣子は自身のプレーを振り返る前に、「堀さんが終始、攻めの姿勢を崩さなかった。素晴らしいプレーを拝見した」と賞賛する。計21ホールをプレーした激戦は、ノーサイドのようなさわやかなムードを醸し出した。
明暗を分けたのは、プレーオフ3ホール目。第2打で直接グリーンが狙えず、第3打をレイアップする。71ヤードを残した。ところが、勝負は非情で、「ラフにくわれ、距離が足りなかった」という。それでも、7メートルのパーセーブでラストチャンスにかけたものの、「思ったストロークができなかったです」と敗因を語った。
4年ぶりの通算4勝目へ向け、「いいゴルフができたと思うけど、きょうはチャンスが少ない。幸運があっていいスコアが出たという感じ。まだ、練習が足りませんね」。サバサバした表情で次を見据えている。18年のニトリレディス出場を最後に産休へ入り、今シーズンから復帰。ここまで30試合出場で、賞金ランキングは35位につけ、来シーズンのシード権をほぼ確実にした。
「産休前と比べ、すごくメンタルが強くなったと思う。きょうのことは忘れてしまいましょう。次に頑張ればいい」と締めくくる。確かに、母は強い。チャンスをつくるのは己なのだ。
(メディア管理部・鈴木 孝之)
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