稲見萌寧　銀メダル報奨金授与式

（写真：日本ゴルフ協会提供）

　東京オリンピック2020女子ゴルフ競技で銀メダルを獲得した稲見萌寧へ28日、報奨金授与式が栃木県那須烏山市・烏山城カントリークラブで行われた。報奨金1,000万円は一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)、日本ゴルフ協会(JGA)の日本代表選手支援金から500万円ずつ醸出。この日、JGA竹田恆正会長が授与し、改めて日本ゴルフ界初の快挙をたたえた。

稲見萌寧
「（今回の表彰も含めてオリンピックを振り返って） 凄く光栄な事です。表彰の場を開いていただきありがとうございます。私の中では 2 ヶ月前にオリンピックがあって、毎週試合があるので過去の事のように感じてはいました。こうやって表彰していただいて、自分がメダルを獲る事を達成できて、たくさんの人が喜んでいただき、あらためて嬉しいなと思います。私がメダルを獲りたいと思った一番の理由は、ゴルフを知らない方でもオリンピックであれば、ゴルフを見ていただけるので、そこでゴルフを知らない方やこれから（プロを）目指そうとしているジュニアの皆さんに、夢と希望を与えられる事が出来たらいいなと思い、それを目指して頑張れたので、少しでも貢献できていたらいいなと思います。（日本代表が決まるまでオリンピックに出たいと明言していませんでしたが） すごく行きたい思いはありました。行きたい思いが強すぎても、目の前の試合に集中出来ないという事が一番嫌だったので…。嘘はついてはいないですが、それよりも目の前の試合頑張るように言い聞かせていました。決まった瞬間は嬉しかったです。オリンピックで 4 年に一度の二人というよりも、日本で開催されたオリンピックで代表になれた事が一番嬉しかったです」