2021.9.30
上田桃子が首位発進 2差4位Tに原、渋野
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
JLPGA ツアー2020-21シーズン公式競技『日本女子オープンゴルフ選手権』(賞金総額1億5,000万円・優勝賞金3,000万円)が9月30日、栃木県那須烏山市・烏山城カントリークラブ(6,550ヤード/パー71)で開幕した。嵐の前の静けさが漂うこの日は、絶好のコンディション。悲願の公式競技初制覇を目指す上田桃子が5バーディー、ノーボギーの66をマークし、5アンダーで首位に立った。1打差の4アンダー、2位タイは鶴岡果恋、高橋彩華。連覇を狙う原英莉花、渋野日向子は3アンダー、4位タイと好スタートを切っている。東京オリンピック銀メダルの稲見萌寧、史上3人目の3週連続優勝へ挑戦する西村優菜は1アンダー、30位タイから上位をうかがう。
(天候:晴れ時々曇り 気温:26.3℃ 風速:2.8m/s)
《グリーン=スティンプ:10 1/2フィート コンパクション:22.5mm》
上田 桃子(1位:-5)
――素晴らしいスタートを切りました。
「ショットがとても良かった。特に前半は、チャンスが多くパー5で2オン、グリーンサイドからバーディー奪取など、とてもいいプレーができたと思う」
――難度が高い、17番のバーディーが特に印象に残ったが。
「第1打を気持ちよく振り切り、残り195ヤードの第2打は4Uで。ピン位置がグリーンの奥でしたから、チャンスだと思いました。バーディーパットは3メートル。うまく攻めることができた」
――好調の要因
「ツアーでは毎週、テーマを決めて各試合へ臨んでいる。でも、今回はテーマを決めずにプレーしている。今、できることに集中。そういうところで、うまくコースと向き合えているかなぁと感じる」
――公式競技制覇のチャンス
「まだ、とったことがないタイトル。優勝争いをしていても、なかなか手が届いていない。とにかく4日間は長い。心技体のすべてが揃って、初めて優勝できると気を引き締めている。あすは、台風の影響で天候が荒れるかもしれない。4日間、ずっと調子がいいとは限らないし、ミスを最小限に抑える。丁寧なプレーを心がけたい」
鶴岡 果恋(2位タイ:-4)
「今週はアイアンショットを重点的に練習し、開幕へ備えた。最近、思うようにグリーンをとらえることができなかったから、しっかり再調整。おかげで、いいショットがたくさん打てるようになった。コースはジュニアの頃、何度かプレーした経験があります。当時と比較すれば、マネジメントがしっかりできたと思います。きょうの満足度は、80パーセントぐらい。マイナス20%は、グリーンの周囲のアプローチがいまひとつだった。良いライからショートすることがありましたから…。でも、ギャラリーの皆さんの前で良いプレーができたことがうれしい。去年は、予選会で失敗。女子オープンへ出場できなかったし、あす以降も楽しくプレーをします」
高橋 彩華(2位タイ:-4)
「今大会、コーチがキャディーを。心強い。前週まで、一番の武器であるショットがいまひとつだったので、きょうはうまく持ち味が発揮できたかなぁと思います。その意味で18番のバーディーは大きい。マネジメント通り、いいフィニッシュでした。16年、日本女子アマをとっている。プロになって日本の冠が2つ揃えば、やはり最高。ショットはまだ、不安定なところもあるけれど、最終日へ向けて絶好調になりますように-」
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