2021.10.16
古江彩佳 アマでもV、プロでもVへ王手
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
JLPGA ツアー2020-21シーズン第46戦『富士通レディース 2021』(賞金総額1億円・優勝賞金1,800万円)大会第2日が10月16日、千葉県千葉市・東急セブンハンドレッドクラブ(6,679ヤード/パー72)で行われた。この日も各選手のバーディーラッシュで大混戦。通算12アンダーで古江彩佳、勝みなみが首位に並んだ。1打差の通算11アンダー、3位へ渋野日向子が浮上。最終日、さらなる激戦の展開になりそうだ。
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《グリーン=スティンプ:11 1/2フィート コンパクション:24mm》
ゴルフ人生のターニングポイントで、古江彩佳が大仕事を成し遂げようとしている。この日は6バーディー、1ボギー。首位タイへ並びかけた。スタートから2連続バーディーを決め、折り返しの10番からも3連続バーディー。「短くも長くもないパッティングがカップへ入って、いいゴルフができました」と、独自の世界観を語った。
ただし、1日は長い。毎ホール、平静を保つことは至難の業だ。課題となったビビリポイントをあげ、前日の5回から2回へ激減したことを明言。「きょうはショットではありません。パッティングです。カップオーバーをちょっと怖がった」と説明した。
今年の序盤、東京2020オリンピックへの出場争いの重圧とも戦っている。試合では優勝争いに加わったが、なかなか手が届かない。結局、悲願の日本代表を逃す。「プレッシャーがなくなったのは大きい。自分のプレーを可視化しすぎていた。メンタル面も、ちょっと厳しくしすぎていたのかなぁ。でも、今は楽に考えるようにした」と話す。
今大会、相性の良さは群を抜いている。アマチュア優勝した19年から今日まで、東急セブンハンドレッドクラブでの8ラウンド平均ストロークは67.75。プロの勲章である、ホステスVへの期待が高まった。「プロになれた(きっかけの)試合。私を信じて、攻める」と語気を強める。強い信念が宿った。
(メディア管理部・鈴木 孝之)
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