2021.10.27
2022年度JLPGAツアー公認競技における放映権の帰属について
ファンの皆様へ
ファンの皆様には、日頃より各選手並びにJLPGAツアーに対して、たくさんの応援をいただきまして、厚く御礼申し上げます。
さて、日本の女子プロゴルフ界にとりまして、とても喜ばしいご報告があります。
このたび、2022年度JLPGAツアー公認競技のすべての大会において、放映権が日本女子プロゴルフ協会に帰属する運びとなりました(具体的な交渉の経緯の概要は下記【放映権に関する交渉の経緯の概要】をご参照ください。)。
以前より放映権を弊協会に帰属させていただきました大会の主催者様はもちろんのこと、今回新たに放映権の帰属を認めてくださった大会の主催者様に心より感謝申し上げます。
また、これまでたくさんのファンの皆様には、多大なご心配とご不安をおかけしましたこと、心からお詫び申し上げます。
いま、時代を経て、国内はもちろん海外でも、ファンの皆様の応援をいただき、たくさんの選手が活躍しています。その選手たちの活躍が映像に映し出されたことで価値となり、それが正当に評価され、その評価が対価に反映される権利が放映権にあたります。
時代ごとにたくさんの選手がツアーで頑張ってきました。弊協会としては、頑張っている選手の価値が認められることにより発生する対価を、選手の素晴らしいパフォーマンスにつながるように投資し、それにより各大会の価値を高めることにつなげていきたいと考えています。また、そうすることで各主催者様にさらに応援をいただき、長くJLPGAツアーを応援していただきたい、との強い想いでこれまで放映権の確立に取り組んでまいりました。
そして、2017年より各大会主催者様とお話合いを4年間続けてきた結果、このたび2022年度JLPGAツアー公認競技におけるすべての大会主催者様との間で、放映権を弊協会に帰属させることについて合意することができました。
これに先立ち、すべてのJLPGAツアー公認競技のインターネット配信に関する権利については2年前から弊協会が保持していて、本年10月以降の大会から米国ディスカバリー社のGOLFTVから国内インターネット配信を始めることができました。しかし、諸般の事情により配信がない大会もございます。ご迷惑とご不便をおかけして大変申し訳ございません。
近い将来、海外においてもインターネット配信を行って、より国内外でJLPGAツアーの価値を高めていきたいです。
なお、2022年度JLPGAツアー公認競技については地上波、BS、CS放送の放映権料金は無料としています。今後も引き続き各大会主催者様と一緒に取り組み、より一層JLPGAツアーの成長と発展に向かって、選手とともに進んでまいりたいと存じます。
今後ますますのご声援をよろしくお願い申し上げます。
1. 2017年8月:JLPGAツアーにおける放映権の交渉に着手した。
2. 2017年8月~2018年12月:全主催者様とのミーティングを3回(2018年1月23日、同年3月20日、同年5月8日)開催し、また、各主催者様と個別に書面又は会議にて協議した。
3. 2018年12月:
(1)JLPGAツアーにおける放映権の定義を明確にした。すなわち、弊協会は主催者様との協議の結果、JLPGAツアーについての放映権が、主催者様が有する施設管理権の一部(撮影機材、放送機材や設備を持ち込むことを許諾する権利)と弊協会の有する出場選手の肖像権の2つから成ることを確認することができた。
(2)2019年度JLPGAツアー公認競技の多くの大会において上記放映権を弊協会に帰属させることについて合意できた。
(3)テレビ局様をはじめ一部の主催者様との間では、放映権を弊協会に帰属させることについて、2020年まで(後に新型コロナウイルス感染症の影響で2021年9月までに延期された)継続審議となった。
4. 2019年1月~2021年9月:各大会主催者様と個別に書面又は会議にて放映権の帰属に関する協議を続けた。
5. 2021年10月: 2022年度JLPGAツアー公認競技におけるすべての大会主催者様との間で、放映権を弊協会に帰属させることについて合意できた。
※1 2018年12月までの放映権に関する交渉の経緯の詳細については、2018年12月20日付け「記者会見概要及びポジションペーパー LPGAツアーにおける「放映権」について」(弊協会ホームページ(https://www.lpga.or.jp/news/info/32146)に掲載済)をご参照)