2021.11.3
凱旋・笹生優花-テーマはディスカバー・ジャパン
TOTO ジャパンクラシック 瀬田ゴルフコース北コース(滋賀県)
凱旋試合である。今年の全米女子オープンチャンピオン、笹生優花が約半年ぶりにJLPGAツアーへ出場。今夏の東京オリンピックは、フィリピン代表だったが、「いずれは日本の国籍を選ぶのだろうなぁ、と思っていた」と語り、22歳までに日本国籍取得することを明らかにしている。
現在、JLPGA賞金ランキングは10位。USLPGAツアー同ランキングは3位と健闘中だ。「(全米女子オープン後)USLPGAツアーへ、8試合出場。メンバーとなって、言葉にできないぐらい、たくさんのことを学んでいる。とりわけ、選手のみなさんが、上手すぎます。私は、まだまだ」と、苦笑した。
ところで、肝心の調子はいかが-。「久しぶりの日本。芝が難しい」と前置きし、「おかげで、ショットがいまひとつ。たぶん、いろいろなところへボールが飛んでいくかもしれません。そんな苦闘するところまで、皆さんが見てくださって、楽しんでもらえたら幸いですね」と話している。こんなゆとりが加わった。
今大会といえば、敬愛するアニカ・ソレンスタムがクローズアップされる。2001-05年まで、5連覇を飾り、記録に残り、記憶に残る伝説のプレーを披露した。3日間大会の最少ストローク、24アンダーは果たして、更新する選手が出現するのだろうか。「(ソレンスタムは)別格です。私と比べるなんて、おこがましい」と目を丸くした。
ちなみに、日本における国籍法の関係で、日本を選択したが、「私は日本人でもあり、フィリピン人であることに変わりはありません。プレー中は日本人の我慢、フィリピン人の攻撃という、素晴らしさを発揮できるようにしている」。
そんな不世出の存在は、これからが勝負だ。何事も経験。久々に、あのビッグドライブが目前で拝見できる。あす、好調・渋野日向子とのペアリング。見逃すわけにはいかない。
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