2013.9.21
山陽新聞レディースカップ 1日目
2013年LPGAステップ・アップ・ツアー第6戦『山陽新聞レディースカップ』(賞金総額2,000万円/優勝賞金360万円)の1日目が、岡山県玉野市の東児が丘マリンヒルズゴルフクラブ(6,350Yards/Par72)で開催された。
汗ばむ陽気にもかかわらず、6,213人ものギャラリーが詰めかけた初日。大ギャラリーが見守る中、4アンダーで首位に立ったのは、今季のステップ・アップ・ツアー開幕戦『ラシンク・ニンジニア/RKBレディース』で優勝した西山ゆかり。1打差の2位には藤崎莉歩。さらに1打差の3位タイには、2週前に開催されたレジェンズツアー公式戦 『LPGAレジェンズチャンピオンシップ supported by エリエール』を制した大金寿子、甲田良美、川満陽香理が続いている。
(天候:晴れ、気温:25.6℃、風速:2.9メートル)
3番で3パットしてボギーが先行した西山ゆかりだが、直後の4番でバーディーを奪うと、続く5番もバーディー。14番ではグリーン奥のカラーから15ヤードをチップインし、波に乗った。「ギャラリーの方も“うわー”って喜んでくれたので、うれしかったです。そこから流れが一気に来て、パターも入るようになりました。難しいコースだと思うけど、ひとつひとつをクリアしていくと気持ちも乗ってくる」と15番は2メートル、16番では10メートルを沈め、3連続バーディーを奪った。
今シーズンのステップ・アップ・ツアー開幕戦『ラシンク・ニンジニア/RKBレディース』で優勝を飾り、レギュラーツアーの切符を勝ち取った西山。「レギュラーに出ていろんな課題が見つかりました。上半身の力感がもうちょっと取れてくれれば…。強すぎるとゲームになりづらい。でも今週のプロアマの後半からこういう感じで打ったらってフィーリングが合ってきました。ショットの調子も以前は波があったけど、今は波がちょっと小さくなっている感じです。先輩プロやスイングを見てくれている先生方のおかげで、調子が悪くなっても“こういう時はこう”とかって、ショットを修正する引き出しが増えてきました。調子はいいので、明日もこの調子で優勝目指して頑張ります」。
西山の今シーズンの目標は、『実力をつける』ことと『ステップ・アップ・ツアーもう1勝』。波のない穏やかな瀬戸内海が一望できるこの地で、ステップ・アップ・ツアー2勝目に挑む。
藤崎莉歩(2位:-3)
「あまり調子が良くなくて、ショットも“いつ曲がるか”って感じでした。パターも思うように打てなかったけど、1.5メートルぐらいのショートパットは良く打てていました。デビュー戦がここだったので“4年前は緊張してたな”って思い出しながらプレーしていました」。
大金寿子(3位タイ:-2)
「(レジェンズで優勝してから)生活は変わらないけど、あの時のいいイメージが今も残っている。レジェンズの時は日に日にショットが良くなりました。身体がもしこのまま元気だったら、今日作った貯金は減らしたくないかな。今日結構頑張ったからね(笑)」。
甲田良美(3位タイ:-2)
「18番のサードのバンカーショット(30ヤード)が難しかったけど、うまく狙っているところに落とせたのが良かったです。調子は悪くないです。スコアが良くても悪くても笑顔でいるっていうのがモットーなので、明日は優勝争いしているのを楽しみたいです」。
川満陽香理(3位タイ:-2)
「練習の時からパッティングの距離感が合っていなかったので、明日のためにちょっとはつかめたかな。インコースの方がシビアだから、明日は前半から積極的に行きたい。パッティング次第ですけど、気負わずに楽しくまわりたいです」。
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