2021.11.24
古江彩佳 4×4実現は『気楽にプレー』
<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>
JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 宮崎カントリークラブ(宮崎県)
逆転へ全集中。古江彩佳が万全の態勢を整えた。「思い切り、いいゴルフをしたい。今回はギャラリーの皆さんがいらっしゃる。格好いいプレーをしっかりお見せします」と歯切れがいいコメントが飛び出した。
過去2回の出場で、いずれも2位。優勝に手が届かないものの、三度目の正直を目指す気持ちに変化はない。そして、意外にも、「去年、ショットの調子はいまひとつ。イーグルに助けられたと思います。いろいろな意味で、(コースとの相性は)いいですね。合っている」と話す。
22日から、コースで調整を続けた。「風の読みが難しい。それから、芝の質が違います。特にグリーンまわりは」とひと息ついて、自身の去年との違いについて、「アプローチのバリエーションが今年は、増えました」。ショートゲームにも要注目である。
その上で、コース攻略のポイントを、「ミスショットが次へ響く。コースが難しいから、気楽にプレーする」。これが、勝負哲学だった。
一方で、優勝スコアを「風の影響をあまり受けなければ」という前提で、「4×4で16アンダー」。スパッと言ってのけた。「調子はまずまず。(賞金女王は)まったく考えていない。試合に集中するだけです」としながらも、東京オリンピックの日本代表争いで稲見萌寧に敗れているだけに、「同じことを繰り返したくはありません」。
さらに、理想の勝負展開を、「ベストは第1日からトップ、上位で戦いたい。スタートダッシュがカギになるでしょう。これまでの私の優勝から、ある程度、上位に行かないといけませんね」と、思わせぶりな笑みを浮かべている。己を知り尽くし、決戦へ-。
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