2022.1.24
JLPGA競技委員勉強会を開催
<写真はアコーディアゴルフ社・瀧口悟氏>
2022年シーズンを約1か月後に控え、JLPGA競技委員勉強会が行われた。毎年、シーズン前に競技委員及びコースセッティング担当者のレベルアップを図ることを目的に開催される。新型コロナウイルス感染症の状況もあり、昨年に引き続きオンライン形式での実施となった。
今年のテーマは、「コースセッティングの世界標準を知る」。現在、JLPGAではツアー強化を掲げて選手強化に取り組んでいる。グローバルな視点でコースセッティングを考えることが今回の狙いだ。
そこで、PGA TOURの「ZOZO Championship」でPGA TOURとの窓口として大会を成功に導いたアコーディアゴルフ社の瀧口悟氏を講師に迎え、PGA TOURのコースセッティングの考え方やコース管理についてお話しいただいた。
今年からコースセッティング担当者の一員となる佐伯三貴は、「PGA TOURは早い時期からコースセッティングのために動いているのには驚きました。また、グリーンスピードの設定についても、日米での違いを感じました」と、初仕事に向けてアメリカイズムをインプット。コースセッティング1年生としては、「コースセッティングに興味があった。最近まで競技に出ていたので、より選手目線でコースセッティングを考えていきたい。特に、60台のスコアを出す癖を付けてもらいたいし、選手にやる気を起こさせるセッティングをしていきたい。ファンに喜んでもらえるようなセッティングをして、もっとJLPGAツアーを盛り上げていきたい」と意気込みを語った。
また、昨年のJLPGAアワードで特別賞を受賞した競技委員の阿蘇紀子は、「まずは、ご自身が経験して得た知識や経験を共有していただいたことに感謝いたします。先進的な考え方には学ぶべきことも多く、さらにそれを実践されていることに深い感銘を受けました。私もこれまで海外競技に参加してきましたが、新たな知識もあり、情報をアップデートすることができました。私は競技委員なので、コースセッティングとは別の視点で考えると、良いコースセッティングのコースはルーリングも少なく、進行も良くなると思います。競技委員としても、コースセッティングは重要なキーワードだと感じました」。
PGA TOURの思想をお手本にしながらも日本らしさも表現していく。2022年シーズンに向けてチャレンジは続く。
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