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2022.3.17

上田桃子 桃色の決意でシーズンへ挑む

Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント 鹿児島高牧カントリークラブ(鹿児島県)

 桃色の決意がみなぎる。今大会が22年、JLPGAツアー初戦の上田桃子が元気に公式会見へ登場。「オフはすべてを行った。今回は、何が難しい-といわれるとうまく説明はできないけど、ミスを誘うロケーションが多い。警戒をしながら、スコアをつくる」と、落ち着き払った口調で話している。

 2週前、シンガポールで開催のLPGAツアー第3戦へ挑戦。13位タイとまずまずのスタートを切った。「毎年、公式競技で勝ちたいと思ってやってきた。でも、あと少しで勝てないということは、本当の公式競技を勝つだけのための準備をしていないことにもなる。取りに行って取る。それが実現できたら、きっと喜びが倍増するのではないか。いろいろな意味で、挑戦です」という。

 続けて、「かといって、公式競技は年に4試合。日本女子オープンを取りたいなぁ、とは思っているけど、チャンスは4回。どの試合でも勝てればうれしい」と前置きし、「試合になれば、技術以上に球筋、イメージ力、集中力など、練習以外のものが加わる。今年は、出場する全試合、うまくバランスをとりながらプレーしたい」。ワンプレーに対する、意気込みが違うことも、言葉にしている。

 そんな心の内は、意外なことで表した。この日、自身には珍しいピンクのウェアを着用。ネイルもピンク、クラブグリップもピンクだった。「今年は(契約メーカーのウェアで)ピンクが多い」と語った。

 ピンクといえば、自身の名前にもある、桃の花だ。ソメイヨシノなどより、開花が早く、しかも期間が長い。今年は寅年。年女でもあり、五黄の寅という36年に1度巡ってくる最強の運勢も味方につける。19年、コースこそ違うものの今大会の歴代チャンピオン-ということも忘れてはいけない。優勝候補である。

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