2022.3.31
西郷真央 『毎試合、いいところが違います』
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
JLPGAツアー2022シーズン第5戦『ヤマハレディースオープン葛城』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)が3月31日、静岡県・葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(6,590Yards/Par72)で開幕。大混戦となった。5アンダーで首位に立ったのは西郷真央、ペソンウ。1打差の4アンダー、3位タイで福山恵梨、ユンチェヨン、葭葉ルミ、川岸史果、内田ことこ、フォンスーミン、菅沼奈々が続く。
(天候:曇り 気温:20.3℃ 風速:6.5m/s)
《グリーン=スティンプ:11フィート コンパクション:23mm》
西郷真央が今大会も好調キープ。6バーディー、1ボギーの67をマークした。「ショットが安定していて、フェアウェイをとらえることができた」と好調の要因を話す。ちなみに、フェアウェイキープはパーフェクト。今季、4戦2勝の成績、おそるべし、だ。
とはいえ、それだけの実績を残すには、たゆみない努力を続けているから、ということも忘れてはいけない。「毎試合、いいところが違います。きょうは、パッティングがすごくよかった。オフから、ここまで練習内容は変えてはいません」といい、「やっている練習が正しい、と信じて、同じことを繰り返した」。強い意志に支えられ、プロ3年目で開花したのだ。
10番スタートのこの日、最初のバーディーは17番。5メートルを楽々と沈める。「インの第1組。とにかく、グリーンがきれいでした。加えて、ボールの転がりがすごくよかったです」。前夜は午後8時過ぎにベッドへ入り、午前3時30分に起床した。早起きが、素晴らしい幸運まで運んできたのだろう。
「18ホールをプレーすると、勝負の流れが良くも、悪くも変わります。確かに、きょうは前半、なかなかバーディーがこなかったけど、ひとつ(バーディーが)入っただけですごく変わった。(膠着状態で)どこまで我慢ができるか。そういうことが、流れをつかむ方法かなぁ、と思います」と説明した。
終盤、コースには強風が吹き荒れる。パー3の7番では、グリーン奥へボールをこぼして、第2打もいまひとつ。7メートルのパーパットが残った。しかし、気持ちをしっかり切り替え、圧巻のパーセーブである。「うまくいかなくても、次のプレーまでにリセットする。そうでなければ、プレーの質が悪くなります。今年はそういうことを意識している」そうだ。
もうひとつ、ギャラリーへの感謝も忘れなかった。「ピンチの時など、頑張れと声援をいただくだけで、すごく力に変わります。(観客の)今年は特に実感している」とメッセージを伝える。
さらに、締めのコメントは、「第2日は後半のスタート。おそらく、最初から風が強い-と覚悟してプレーします」。慢心とは無縁だ。それどころか、さらに、細心の準備を行っている。なるほど、好調期間が長い。
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