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2022.5.5

1W変更で上昇 永峰咲希-山下にも感謝

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城県)第1日

 気力充実、用具万全となれば、好スコアの条件が揃う。永峰咲希が6バーディー、1ボギーの67をマーク。5アンダー、2位と久々に好スタートを切った。

 「同組の山下(美夢有)さんの、フェアウェイをキープする安定した第1打。第2打も切れがいい。間近で良いプレーをみて、私にもそのイメージが乗り移った」と、人柄を表すような控えめなコメントで口を開く。

 そんなペアリングの運もあったことは確かでも、やはり見ただけでうまくいくわけなどない。続けて、「一番の要因は、スタートから3ホールをうまく乗り切ったことでしょう。とにかく構えづらい。きょうは、ドローボールを打ちたかったけど、無理をしないでいきました」と話す。

 難関の2ホールでパーをセーブ。3番では右手前5メートルから、バーディーを決めた。良い流れを引き込めば、スーパープレーが生まれる。続く4番では右手前から10メートルをねじ込んで、連続バーディー。同組の山下も目を見張っている。

 会見ではちょっと首をひねり、今季の不振を振り返った。「ボールが左へいってはまずい。でも、ドローを打っても逆へ行ってしまう。今までは、そんなミスをするとハァーッとため息ばかりをついていた」。

 上昇に転じたのは、用具の変更。1Wのヘッドを替えている。「前週、メーカーの方がボールをつかまりやすいように-とすすめてくれました」。最終順位は26位タイに終わったが、第2日まで上昇の気配を漂わせている。「(故郷の)宮崎の方へ元気だとアピールしたかった」と漏らした。

 新型コロナウイルス感染症で陽性。地元で楽しみにしていたアクサレディスゴルフトーナメントを欠場した。大事には至らなかったものの、実家で隔離期間を過ごす。当然だが練習などできない。自室に引きこもり、過去のプレーのVTRや、バランスディスクで自身の体のチェックを続けたそうだ。

 一方で、コースへの感謝も忘れなかった。「グリーンがとてもきれい。本当に楽しい。いいパッティングをすれば、本当にボールが転がります」といい、「きょうは、プレーのメリハリがつけられた」と満足そうだ。

 後半は山下を上回る4バーディーをマークしている。あすもまた、相乗効果が楽しみだ。

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