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2022.5.12

大里桃子-得意は忍耐 連覇のカギも忍耐

 JLPGAツアー2022シーズン第11戦『ほけんの窓口レディース』(賞金総額1億2000万円、優勝賞金2160万円)が5月13日、福岡県福岡市・福岡カンツリー倶楽部 和白コース(6299ヤード/パー72)で開幕。12日はプロアマトーナメントが行われた。

 大会連覇へ挑戦するミス・メイ、大里桃子。「今年は、どうなるのかなぁ-ぐらいです。どうみても、去年はデキ過ぎでしたからね」と笑顔で話した。とはいえ、21年の5戦連続2位タイ以上というツアー史上初の快挙は、記録にも記憶にも残っている。

 「去年ほどの調子はなかなかない。あの5月の5試合はショット、パッティングが絶好調でうまくかみあった。今、考えるとそう思います」と極めて控えめな口調で振り返った。ただし、一度できたことは、もう一度できるものだ。それがプロ。ましてや、前週は9位タイと今季、2度目のトップ10フィニッシュで上昇ムードにある。

 5月は、まだ3試合残っており、6月の上昇へつなげるためにもここは、ファンとしても奮起を期待したいところだ。今季は10試合が終了。「それほど調子がいいわけではない割に、うまくスコアをまとめることができています」と分析した。そして、「2週前から、ショットの感じが良くなってきた。(用具)メーカーの方からちょっとアドバイスをいただいて…」とニッコリ。「ボールを右寄りに置くようにしたら、飛距離が戻ってきた」と解説する。

 会見や、囲み取材などいつもにこやかで親しみやすいキャラクター。ところが、「課題はメンタル」と、この日は意外な一面を明らかにする。「完ぺき主義というのか、うまくいかないと気持ちが萎えてくる。プレー中、そういうところをどうガマンするかです。失敗してもくよくよしない。今回は、私が私を許しましょう」。プレー中、内面の葛藤が上位浮上のカギを握る。

 とはいえ、「忍耐のプレーが私、持ち味です」とも。第1日は雨予報だ。「グリーンのスピードはそれほど、速くならない。ショートゲームの勝負」と、自身へ言い聞かせるようにつぶやく。

 シーズン序盤で大きな話題を集めた、3人の桃子のV争い。上田、岸部も出場している。九州のファンもきっと楽しみにしているに違いない。

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