2022.5.27
桑木志帆 7番第3打が『MVP』
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
リゾートトラスト レディス メイプルポイントゴルフクラブ(山梨県)第2日
飛んで曲がらない弾道は、ゴルファーの究極。桑木志帆はルーキーながら、トータルドライビングで稲見萌寧と並んで、堂々の1位をキープしている。
ただし、成績と直結するかといえば、やはりゴルフは総合力がモノをいう。「前半、2ホールはラフへ行ってしまったけど、それ以外は安定している。でも、優勝はもちろんのこと、まだトップ10へ入ったこともない。とりあえずは、トップ10入りを目標にしている」と話した。
この日、5バーディー、1ボギーの68をマーク。通算7アンダーと上昇をアピールした。ところで、何が良かったかといえば、「バーディーがひとつくると、連続で来ます。それが私のいいパターン」と納得の表情を浮かべる。前5戦はすべて予選を通過した。
「メンタルが変わりました。フジサンケイレディスの前、3戦連続予選落ちが続いて、何をやってもうまくいかない。そこで、自分を見つめ直して…。きっかけはないけど、フジサンケイは去年、ローアマチュアを獲得した大好きなコース。成績よりも楽しくプレーできればいい-と思い直したら、良くなって…。ボギーを叩いてもいいんですよ。その分、バーディーをたくさんとればいいわけですからね」と好調へ転じた要因を分析している。
その上で、絶賛したのがパー5の7番、第3打。グリーン右奥25ヤードから、52度で絶妙のアプローチを披露した。「きょうのMVP」と絶賛し、50センチへピタリと寄せている。「今までにない感触。私、アプローチがヘタですからね。左足下がりのライから、ボールを低く出して、上りのライン。カップへ入りそうだった」と説明した。
昨年のQTファイナルステージは、パターを2本という独自のセッティングで話題をさらっている。さて、あすはどんな妙技を-。
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