勝みなみが首位タイ　次は18番のイーグル奪取宣言

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

リシャール・ミル ヨネックスレディスゴルフトーナメント2022　ヨネックスカントリークラブ（新潟県）第1日

　公約通りに上々の手応え。勝みなみが首位タイ発進と、好感触だ。前日の会見では優勝副賞のコシヒカリを「もらって帰りたい」と発言。要は、調子の裏付けがあるからこそ、そんな言葉が飛び出したのだ。

　「ショットの調子がいい。特に第2打が安定していたことが、いいスコアをマークできた要因です」と話す。そうはいっても、不安がないわけではない。パッティング。この日は、1メートルのパーセーブに2度失敗した。「カップへ入れておきたかった」と猛省する。

　原因は13番のボギー。「完ぺきなストロークだったと思った。でも、感覚は完ぺきでも、ボールが左へ…。その後、おかしくなった。(1メートルは)カップが見える。だから入れたくなるからかなぁ。その気持ちが雑念を招く」と分析。続けて、「きょう、そこだけはしっかり修正します」と話した。

　一方で、帯同するお母さんへ改めて感謝を。「きのう、母が小袋のお米を買って、いつものようにおにぎりをつくってくれた。いつも、心を込めておいしいものをつくってくれます。本当にありがたい」と、しみじみ語っている。それだけに、イージーミスがズシリと響くのだろう。

　ただし、18番では持ち前の飛距離を生かして2オンへ成功。楽々とバーディー奪取に成功した。「きょうのラウンドで調子が良くなっていることを、改めて実感した。残り2日間、最終ホールのイーグルはひとつとりたい」。有言実行が身上だ。締めの言葉、もちろん優勝を意識している。