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2022.7.22

自然体の小祝さくら パッ、パッ、パッで66

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

大東建託・いい部屋ネットレディス 滝のカントリークラブ(北海道)第2日

 早朝から好感触。小祝さくらはスタートの10番で、バーディーを決めると、続く11番は12メートルもある、連続バーディーでリズムをつかんだ。

 「考えすぎるといいことがない。あっさりアドレスを決め、あとはパッ、パッ、パッ」。6バーディー、ノーボギーのラウンドはやはりうれしい。「前半、ボギーになりそうなところもあった。でも、うまくしのげたことが大きいです」。

 さしずめ18番をさしていたのかもしれない。第1打を右ラフへ。結局、4メートルのパーセーブが残った。しかし、自信をもってチャレンジ。まったく危なげがないように映った。

 「パッティングでバックスイングをしないで、フォローだけでストロークする練習をコーチからすすめられた。前回のニッポンハムレディスから実践して、パッティングがとてもよくなっている。フォローでインに引くクセがあるから、きょうはその点を特に注意した」そうだ。

 後半は安定感が増し、5番の第2打はPWで見事なショットを披露。他では、6メートルのバーディーを2発、決めている。とりわけ、最終9番はムービングデーへ向け、弾みがついたことだろう。

 「前半、後半でバーディーが3つずつ。バランスがいい」と素直に、この日のプレーを評価した。おそらく、もっとチャンスはあったはずだが、欲をかいては自然体の流儀に反してしまう。

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 後半戦、目標は優勝へ修正した。前半戦で1勝をあげているものの、狙いは複数回V。そういえば、あれだけこだわってきた賞金女王-を口にすることがない。「あきらめたわけではない。でも、ポイント制度になってどういう感じか、まだなじんでいませんから…」といい、ちょっと考え込んで、「3ツアーズ出場できるように。今シーズン、ランキング上位で終わりたい」と話している。

 前日の27パットに続いて、第2日も28パットの安定感。パッ、パッ、パッのリズムをつかんだ。スピーディーで迷いがないスタイルはプロ、アマを問わず、ゴルファーの模範だった。

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