北海道連続Vへ　菊地絵理香『調子が上がっている』

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

北海道 ｍｅｉｊｉ カップ 札幌国際カントリークラブ 島松コース（北海道）

　注目されることは悪くはない。菊地絵理香は今大会、北海道連続優勝がかかっている。「そういわれると予想をしていました。ちょっとプレッシャーにも感じるけど、前週より、少し調子が上がっていると思う」とひと息ついて、「今回は(久々の)3日間競技。どこか1日、すごいスコアをマークしなければなりません。それだけに、あすは出遅れない。しっかり頑張りたいです」と話している。

　コースとの相性はそれほど、良いとはいえない。ただし、予選落ちはアマチュアで出場した最初の1度だけ。トップ10フィニッシュは2度ある。それだけに、コースを入念にチェック。「ちょっと風が強いという難しさ。それから、ラフでボールが一番沈みやすい長さ、ということも難しさの要因でしょう。グリーンのラインもそうかなぁ。当然、いいスコアを出すためにはチャンスをつくる、フェアウェイキープが大事です」とポイントをあげた。

　そうはいっても、「だから、リベンジしたい。そういう気持ちがわいている。前週は優勝の後の猛暑で疲れが少し残っていた。それに比べると、今回はとても涼しい。元気になってきた。大東建託で優勝をしたら、私が思っていた以上に、皆さんが喜んでくださったことに驚いています。また、しっかり頑張らなくては－そんな気分で準備を整えている」と続けた。

　先手必勝が極意。しかも、アドバンテージを握ると無類の強さを発揮する。最終日、単独首位でスタートすると7戦5勝。もうひとつ、2週前、通算20アンダーで優勝したように、バーディーラッシュの大会も得意にしている。一方で、困難な状況で耐えるプレーも悪くはない。

　気力充実。間違いなく、優勝候補だ。