女王奪回を目指す森田理香子　8バーディーで単独2位フィニッシュ

ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント　琉球ゴルフ倶楽部（沖縄県）

　「テレサがすごい！ 昨日同組でプレーしたけど、リズムがとても良かった」と森田理香子は口を開いた。最終日、ボギーが2つあるものの、テレサ・ルーを上回る8バーディーを奪っている。昨シーズンの不振を抜け出し、復調の手応えは十分に感じたはずだ。ところが、「良すぎたなぁ。予想していなかった。パープレーで回れればいいと思っていた」と歯切れが悪かった。理想が高ければ高いほど、つきまとう不安。それを払しょくするために、見えないところで人の何倍も努力を重ねる。プロ野球でいえば、王貞治、イチローがこのタイプだ。

　今大会を振り返り、「去年より、スイングが良くなっている。自分でそう思う。でも、緊張した場面でそれができるか、です。まだ開幕戦が終わったばかりで、デキすぎの感じもあるけど、自分が今、できることをやるだけですね」と話した。ちなみに、森田が悩む、不安の正体は、一体…。「まだ、わからない。わかったら報告します」。再び頂点を目指すことを宣言した、2013年の賞金女王は、輝きを取り戻すために歩みを止めない。