1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. 上田桃子-51回目の挑戦は究極の自然体

2022.9.6

上田桃子-51回目の挑戦は究極の自然体

<Photo:Atsushi Tomura/Getty images>

 JLPGA ツアー2022シーズン公式競技・第2戦『日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』(賞金総額2億円、優勝賞金3600万円)が9月8日、京都府城陽市・城陽カントリー倶楽部(6555ヤード/パー72)で開幕する。6日は指定練習日、公式会見が行われた。

 上田桃子は51回目の公式競技への挑戦。さまざまな試行錯誤を行い、準備を整えてきたが、なかなか結果が出ない。しかし、「公式競技を勝っていない-ということで、モチベーションというか、取り組み方、日々の過ごし方などが変わってくる。というのは、公式競技優勝という目指しやすい目標があるからです」と意欲的にとらえている。

 当然、今回も最高の準備を整えた。「8月は調子があまり良くなかったけど、今は上がっている。きょうは目線とアイアンショットのずれがない。久々にしっくりきた」と、仕上がりの良さに手応えがある。誰よりも数多くの経験は大一番へ向けて、武器になるだろう。

 その上で、「前回のワールドレディスサロンパスカップは、バチバチとタイトルを意識して、消化不良。前週は試合でいろいろと試して、予選落ち…。確かに、公式競技という目標は大事だけど、私の場合は目前の試合へ全力投球-が合っている。最終日の日曜日にプレーできない悔しさは、やはり私のスタイルではない。泥臭くてもいい。最後まであきらめないプレーがいいでしょう。だから今回は、いつも通りで行きます」と決めた。

 それだけに、初コースの今回は、「練習ラウンドからすごく疲れた。さまざまなことを想像しながら、コースをいろいろな方向からみて記憶。どんな風が吹くかの想像。グリーンがこの先、どうなる。大変でした」とも。

 事前の評判では、フェードヒッターが有利とも噂されていたものの、「そんなことはありません。高低差だって、実際にプレーするとそれほどでもなかった」と、自信を深めた。本能の闘争心、究極の自然体で72ホールをプレーすればいい。「1日、4アンダーをイメージしています」と、ますますVへのプロセスが完成しつつある。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

search検索