2022.9.22
有村智恵 スポーツの秋はよりアグレッシブに
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
JLPGAツアー2022シーズン第29戦『第49回ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント』(賞金総額7000万円、優勝賞金1260万円)が9月23日、宮城県宮城郡・利府ゴルフ倶楽部(6491ヤード/パー72)で開幕する。22日はプロアマチャリティートーナメント、公式会見が行われた。
第二の故郷で開催される今大会。有村智恵は、09年に優勝を飾った。以来、13年が経つ。それだけに、そろそろ-の予感が漂う。何しろ、上り調子。はた目で拝見していてもスイングに切れ味がある。
「だいぶ状態が上がってきていると思う。自信をもってパッティングができるよう、しっかり練習します」といいながらも、「きれいにクラブを走らせる。今、取り組んでするのはインパクト付近で、クラブをどういう走らせ方をするかをフォーカスし、考えています。ゴルフって、それが大事でしょう」と力を込めた。
この日のプロアマチャリティートーナメント。もっとも印象に残るシーンがあった。スコア提出を済ませると、クラブハウスでゲストを出迎え、「ありがとうございます」と深々と一礼を。これぞおもてなしの精神をもったプロフェッショナル-と感服した。
「高校からずっとプレーしているコース。今年はどんなところが成長した-そんな感じで見てくださるとうれしいです。私自身、思うのはまだ成長段階にあること。あすから、それを確かめる」と意欲的だ。ところで、よくこの季節になると、収穫の秋、とは各選手が口にするが、「やはり、スポーツの秋かなぁ。気候が良く、とても体が動きやすい。そういえば、今回、仙台駅でバッタリとマーくん(楽天・田中将大投手)と会って今週、投げる予定、とうかがった。ゴルフはもちろん、野球もスポーツで宮城の皆さんを盛り上げたい。改めて誓ったところです」と話した。
さらに、毎年、秋になるとスーパープレーが飛び出す。前週、男子はアルバトロスが出た。やはり、女子でアルバトロスといえば、この人だろう。「以前に比べたら、狙えるコースが増えました。(アルバトロスの)確率はある程度、上がっていると思う。ただ、いろいろと罠があります。前週のコース、特に15番がおもしろかった。」とひと息ついて、「人生で2回、しかも試合でアルバトロス達成は、キャリアの名誉にしている。優勝に匹敵するぐらいの思い出があります。いいショットができても、カップへ入るかは、やっぱり運かなぁ。偶然の産物かもしれない。もう一度は簡単ではないけど、アグレッシブに行きましょう」。二度あることは三度あるものだ。
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
一方で、シーズン後半戦といえばランキングも気になる頃。前週、最終日のチャージで4位タイへ入り、52位→46位へランキングをあげた。今季からメルセデスランキングへ一本化され、「すごく難しいと感じる。賞金ランキングでは38位です。もっとあがるのかなぁ、と思っていたけど、まだ、ここか…という気持ちがある。指標というか、シードの目安がないわけだし、とにかく最後まで必死。トップ10、トップ5の時と、予選通過を果たしただけではポイント差が大きい。レベルアップは当然だけど、ポイント制へ移行し、さらなるアグレッシブなプレーが要求されている。だけど、優勝すればすべて解決。もちろん、優勝を目指している」と闘志を燃やす。
東北高時代の3年間、切磋琢磨した利府ゴルフ倶楽部は、たくさんのことを考える素晴らしいスポット。15回目の挑戦があす、スタートする。
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