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2022.10.20

ラストゲームは8位スタート イボミは全集中

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

NOBUTA GROUP マスターズGC レディース マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)第1日

 イボミは22年、JLPGAツアーのラストゲーム。しかも、ホステスをつとめる大会だ。第1日、5バーディー、1ボギーの68をマーク。首位から3打差の8位タイと上々のスタートを切った。

 「ずっと1打集中。頑張った。でも、すごく疲れた」。安どの笑みを浮かべたのは、会見で着席してからだ。最終9番、大ピンチ。よもやの3オンで、しかも3メートルのパーセーブをしのいだだけに、充実感もにじませている。

 「本当に、最後のパッティングはうれしかった」。しみじみと語っている。また、「きょうは第1打が、ほとんどフェアウェイをキープできた。また、それ以降も左へ行かないように細心の注意を払い、思い通りのボールが出たと思う」と確かな手応えを得た。

 ツアー21勝。かつては毎試合、優勝争いを繰り返してきた。しかし、不調に苦しむ今季は出場13試合で、トップ10はわずかに前週の1回。何ともさびしい。「今回は、ホステスのプレッシャーがある。それから今年、日本で最後の試合。4日間、プレーをしたい。そのためには楽しくプレーをしないといけない」。自身をいさめ、鼓舞した1日である。

 今大会は、家族が帯同。プレーを見守った。お母さんが3年ぶり。そして、前日はご主人のイワンさんが来日した。18ホール、無言でエールを送る。「母がいると安心感がある。それから、だんなさんと会うのは3週間ぶりです。(プレーが)うまくいかない時でも、守ってくれます。なぐさめてくれる。その気持ちがいい感じ。きょうはいいプレーを見せることができた。きっと喜んでくれたと思う」と感謝を伝えた。

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 今年は、帰国して韓国ツアーで1試合出場予定だが、JLPGAツアーのQT挑戦は考えていない。来季、推薦出場で新たなチャレンジを行う。

 「今年は19試合のスケジュール。自分の時間が多くつくれると思ったけど結局、ゴルフの練習場にいることが多い。ちょっとしんどかった。来年はもっと練習時間を増やし、体力づくりも行いたい」。主催者推薦出場は、年間最大8試合に限定されている。

 新たなスイングとスタイルを模索。それだけに、ラストゲームはより存在感をアピールしなければならない。

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