ラッキー6は最終日　イジョンウンが5位T

＜Photo：Yoshimasa Nakano/Getty Images＞

TOTO ジャパンクラシック　瀬田ゴルフコース北コース（滋賀県）第2日

　残り4ホールで3バーディーを奪取。イジョンウン６が通算7アンダー、5位タイと上昇ムードだ。会心のプレーは18番。「バーディーが５つもとれた。いい1日です。その中でも18番はすごくいいプレーだったと思う。残り90ヤードの第3打を54度で4メートルにオン。1パットです。最後にバーディーで締めくくれたことが、すごくうれしい」と満面に笑みをたたえた。

　来日は19年の今大会以来、3年ぶり。親日家でJLPGAツアーのプレーを心から楽しんでいる。「たくさんのギャラリーがみている前でプレーできます。それからあたたかい声援がたくさん。特に私がすごいと感じるのは、コースで携帯電話の着信音がまったくならないことかなぁ。ギャラリーの皆さん、マナーが素晴らしい。だから、すごく気持ちよくプレーできます」と力説した。

　19年、USLPGAツアーへ。全米女子オープンを制するなど大活躍したものの、コロナ禍の昨今は、優勝から遠ざかっている。「アメリカではコーチをつけず、ひとりで頑張ろうとやってきた。でも、なかなか環境になじめない。おまけにコロナ禍になってメンタル面でかなり苦労が多かったです。ただ、ゴルフばかりに気をとられていてはダメ。とにかく観光、ショッピングなど私が楽しいと思えることで気分転換を行っていたら、また調子が上がってきましたよ」という。

　前日は親交のある渋野日向子と同組でプレー。「渋野さんとは食事へも行きました。私、日本食が大好き」と、またも笑顔を浮かべる。韓国で開催された前週は、イが渋野を招待。今回はその返礼で夕食をともにしている。「好きな日本語があります。会いたかった−いいでしょう。渋野さんから教わりました」とも。

　ニックネームはラッキー6。7ではない。6なのだ。ちなみに、韓国ではホット６というエナジードリングが販売されており、ホット６と呼ばれることも多い。「1カ月前から、コーチがみつかり指導を受けている。スイングを見直しているけど、大事なことは精度。私は攻撃的でも、ロングヒッターでもないからです。今、それを見つけている最中」と目が輝く。

　最終日は6日。さて、イジョンウン6−の日となるか。あすが勝負を左右するムービングデーだ。