2022.11.16
フラッグ&ポスターを独占 原英莉花-連覇へGo
<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>
JLPGAツアー2022シーズン第37戦『第41回大王製紙エリエールレディスオープン』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)が11月17日、愛媛県松山市・エリエールゴルフクラブ松山(6,575ヤード/パー71)で開幕する。16日はプロアマ大会、公式会見が行われた。
シーズンは残り2戦。原英莉花は、ディフェンディングチャンピオンとして連覇へ-全力投球を宣言した。「リコーカップへ向けての最終戦。気持ちが高まっている」という。そして、「少し緊張しているけど、その気持ちをパワーへ変えたい」と気を引き締めた。
コロナ禍で異例のロングシーズンとなった昨季は20年、公式競技2勝をあげたが、21年はなかなか優勝へ届かない。しかし、今大会では最終日、終盤4人が首位へ並ぶデッドヒートを制し、17番で圧巻のイーグルを決めた、記憶に残る戦いだった。
「きょうもプレーしたけど、本当に難しい。よくイーグルをとったなぁ、という感じでした」と振り返る。それだけに、劇的プレーを演出した精神力、集中力を取り戻そうと必死である。
「気持ちは前向き。でも、調子がよくない時(前半戦)が長かったから、いざ勝負になると、消極的になる。ただ、これではいけないと前週は14番ぐらいから逃げずに攻めた。そうしたら、ボールがかなり飛んでいたと思う。こういうふうにプレーをしなければいけない。改めて感じた」という。
加えて、ショットの状態も、「いい時に比べ、もうひとつかなぁ、とは思うけど、手打ちのイメージから、体の軸がしっかりしている。取り戻せたという感覚を大事にしたい」とムードは明るい。
今季トップ10は7回。ところが5位タイが最高、では少々物足りなさが残る。8月終わりから後半戦にかけ、予選落ちはなし。安定してきただけに、結果が伴わないことを誰よりも気にしている。
今大会のポスターは敬意を表すかのように、一人だけで2カットの大写し。また、クラブハウスへの進入路には、アドレスとフィニッシュの写真をプリントしたフラッグがズラリと立っている。まさに独占。これほどのホスピタリティは珍しい。
「あたたかく迎えてくださっている」と感謝を表し、「この時期、特有の逆光、朝露などジャッジが難しい。マネジメントを慎重に…」。静かな闘志をたぎらせた。最終日、17、18番(2ホールの平均飛距離)にはドライビングディスタンス賞もかかっているが、「17番は飛距離よりもフェアウェイキープです」ときっぱり言い切った。
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