2022.11.16
ラストチャンスに賭ける 河本結15センチで上昇
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
第41回大王製紙エリエールレディスオープン エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)
シード復活を目指す最終決戦。地元・松山の期待を胸に秘め、河本結は、「言い残すことは何もありません」と、開幕を待つ。もっか、メルセデスランキングは52位で逆転の可能性を秘めているものの、前2週は予選落ちを喫したことが少々気になる。
「もちろん、優勝だけを目指してプレーする。実家から通っているせいか毎晩、よく眠れます」と、ムードは上昇中だ。というのは、不調だったショートパッティングの不安が解消したことが大きい。
「13日、パッティングコーチの元へ。セットアップがズレていた。アドレスでボールの位置が15センチ離れすぎていたらしい。うまく修正できた。ボールの転がりが良くなった」という。今大会は5回目の出場。ジュニア時代から慣れ親しんだアドバンテージがある。最高成績は19年の17位タイ。
黄金世代のムーブメントを形成した一人だ。今季、この世代は6勝。ちょっとさびしい。前年が13勝。19年は12勝をあげている。黄金の輝きを取り戻せるかもテーマだ。
ところで、この日はちょっと違う話題になった。松山は俳都。「小学校では俳句の授業があった。夏休みの宿題にも必ず」と、懐かしそうな表情を浮かべた。ところが、一句というリクエストに、「えっ、結構難しい。実はすごく苦手でしたから…。ちょっと時間がかかりそう。終盤戦を入れたいし、笑顔輝くも。コースでどんな風景が見えるかなぁ」と話した。
五七五の世界はゴルフ同様、実に奥が深い。とはいえ、悲願成就の際はぜひ、優勝スピーチで一句も趣がある。
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
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