2022.11.16
来季をかける宮澤美咲 堂々の首位スタート
<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>
JLPGAステップ・アップ・ツアー2022シーズン最終戦『京都レディースオープン』(賞金総額2000万円、優勝賞金360万円)が11月16日、京都府城陽市・城陽カントリー俱楽部(6419ヤード/パー72)で開幕。ステップ賞金ランキング2位の宮澤美咲が4アンダーで首位に立った。1打差の3アンダー、2位タイには松田鈴英、脇元華など5人がひしめく大混戦。
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来季が決まる大一番。ステップ賞金ランキング2位の宮澤美咲が首位スタートを切った。失敗はできない。というのは、ランキング2位を死守すれば23年JLPGAツアー前半戦の出場資格を獲得できるから。プロの死活問題である。
ただし、今大会は素晴らしい思い出がある。昨年の最終プロテストで合格。今季のツアーで成長著しい94期生だ。その経験を存分に生かした。この日、際立ったのはパーオンだろう。17/18は素晴らしい。「テストでは砲台グリーンへ対応することができなかった。アプローチでカバーをして、パーセーブだったから。それを思うと、きょうはパーオンしてバーディーパットが打てたから、大きな変化でしょう」と満足そうな笑みを浮かべた。
この日、存在感を示したのはパー3。3バーディーを奪った。16番は5Uを選択し、「すごくいいショットだった。一番の手応えです。前週までは、ユーティリティーはうまくドローがかからない。うまく修正できたと思う。距離感がうまくあっていたし、本当に良かった」と胸をなでおろす。
<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>
勢いに乗って、3.5メートルのバーディーパットをしっかり決めている。バウンスバックはあすへの活力になった。「第1日、なるべく上位へと考えていた。それが1位ですから、本当にうれしい。きょうも結構、緊張していたし、うまくスタートできた」とも。
一方で課題もある。初優勝を飾ってからのここ数戦、最終日にスコアが伸ばせないことが気がかり。「あすは、ひとつでも…」と気を引き締めた。それだけに、「きょう以上に手前から攻める-を徹底します」。基本へ忠実が安定感を生み、さらなる成長を促すことを知っている。
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