2015.3.21
O.サタヤが単独首位で最終日へ。目標は5バーディー
2015年、LPGAツアー第3戦『Tポイントレディス ゴルフトーナメント』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)の第2日が、佐賀県武雄市の若木ゴルフ倶楽部(6,304ヤード/パー72)で行われた。
2位から出たO.サタヤ(タイ)が71で回り、通算6アンダーで単独首位。今季初優勝へ王手をかけた。3打差の通算3アンダー、2位タイは、一ノ瀬優希、飯島茜、笠りつ子の3人。通算1アンダー、5位タイで上田桃子、斉藤裕子など6人がつけている。(天候:晴れ 気温:16.9度 風速:5.0メートル)
難コースで各選手とも、スコアが伸びない。2位以下に3打差をつけ、最終日を迎えるO.サタヤも消化不良のラウンドだった。「後半のホールで2メートルぐらいのパッティングが決まらない。うーん、残念」。この日の目標は、バーディーを5つとること。前半9ホールで3バーディー、1ボギー。目標は楽々とクリアできそうだったが、そこがゴルフの難しさだ。結果はもちろん、大事だが、そこに至るまでのプロセスもより大切に考えなければ、シーズンを通しての活躍は難しい。目の前の1勝以上に、「明日は何としても5バーディーをとる。リベンジです」と誓った。
ホールアウト後、直行した練習場では、20~30ヤードのショートアプローチを繰り返す。ただし、狙うところは同じでも、1球毎に球筋が違う。「ボールを風に乗せたり、風にぶつけたりする。ストレートに目標を狙うよりも曲げながら練習をすると、スピンコントロールが良くなるからです」。そのテクニックはまるでアートの世界を思わせる。大学時代は、ゴルフの他にも、デザインなどの勉強を行った。プロゴルファーとなった今でも、iPadのアプリを使い絵画を描く。クラブハウス内でも美術品があれば、立ち止まって鑑賞する。「好きな画家は、ゴッホ。それから、叫びで有名なムンクです」。見るものにインパクトを与える作風が好みらしい。
もちろん、自身も、プロゴルファーが職業でも、アーティストの気構えを持ち続けている。結果オーライではなく、プロフェッショナルとして美しいボールを打つ。だから、さまざまなボールを練習で打ち分けていたのだ。最終日、ギャラリーの見どころがひとつ、増えた。
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