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2023.3.8

昨年のJLPGA新人賞・川﨑春花、ワクワクと不安の今季開幕!

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント 土佐カントリークラブ(高知県)

 開幕戦のダイキンオーキッドレディスを新型コロナ陽性のため欠場した川﨑春花。今大会が自身の第1戦となるが、「試合勘があまりないので、今週はどうなるのかワクワクと不安が入り混じっています。でも、芝の上から練習できたのは幸せですし、嬉しかったです」と、ハルカスマイルを見せた。昨年はルーキーイヤーながらいきなり公式競技の日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯でツアー初優勝を飾ると、NOBUTA GROUPマスターズGCレディースで2勝目を挙げ、メルセデス・ランキング15位に入る。JLPGA新人賞も獲得し、一気にその知名度を高めた。

 今シーズンはさらなる飛躍が期待されるところだが、本人の課題は100ヤード以内の距離感にあった。「パー5のサードショットが50-100ヤードぐらい残ることが多く、そこからの精度がツアーの上位にいる選手とレベルが違うと感じました」というのが、その理由だ。当然、このオフはその精度を高めることに重点を置いたが、なんと200万円以上するGCクワッドという弾道測定器を購入。「自分の中でのヤーデージと実際の距離との違いを埋めるのが目的です」とその理由を語る。ピン位置が難しく、硬さとスピードがあるトーナメントのグリーンでは、たとえ1ヤードでも誤差があるとピンに近づく距離が大きく変わってくる。そのことを昨年のツアーで痛感したこともあり、大きな反省材料としたのだ。今のところ5ヤード以内の誤差では打てるようになったが、少しでもその値を小さくするのが目標だという。

 また、オフには同期の櫻井心那、佐藤心結と今年の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯を開催する長崎県のパサージュ琴海アイランドゴルフクラブをラウンド。大会2連覇へ向けてしっかりと下見を行った。「3人でお互いに教え合いながら練習できたので刺激になったし、色々と確かめ合うことができました」と川﨑。長崎出身の櫻井は同コースを熟知しているだけに、攻略ポイントをしっかりとチェックしてきたことは間違いない。

 昨年末には今季の目標を年間女王と語っていた川﨑だが、「今はそれよりもまずはツアーで3勝目を飾ることが目標です」と力強く語る。開幕戦の欠場で出鼻をくじかれたが、そのショックは一切ない。むしろ抑えていたトーナメントへの思いをどれだけ力に変えることができるのか、今週のプレーぶりに注目したいところだ。

(JLPGAオフィシャルライター・山西 英希)

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