2015.3.28
茂木宏美が出産後初Vを目指す
2015年度、LPGAツアー第4戦『アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の大会2日目が、宮崎県宮崎市のUMKカントリークラブ(6,494ヤード/パー72)で行われた。ウェイ ユンジュ(台湾)、笠りつ子、茂木宏美、イ ボミ(韓国)の4人が通算4アンダーで首位に並び、大混戦の模様。1打差の通算3アンダー、5位タイには、原江里菜、ジョン ジェウン(韓国)と藤田光里が続いている。(天候:晴れ 気温:19.2℃ 風速:5.0メートル)
「上位にいるのは久しぶりなので、引き出しをたくさん開けました」。開口一番、茂木宏美はこう話した。最後の優勝は2013年の『ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ』。出産前の出来事だった。それ以来の優勝争いとなった今大会。優勝6回を含む13年分のキャリアが詰まった引き出しは、この日、大活躍した。現在の順位、風の向き、強さ、ピンの位置、ライン…、様々な状況下での判断や勘は、引き出しのお陰で出産前となんら遜色がなかった。むしろ、出産前より良くなったこともあると言う。「出産してからショットが良くなったんです。不思議なんですけど、妊娠中から肩関節や股関節が柔らかくなったんです。元々体が固くて、どうしようもないところだったから、これは出産のおかげですね」と、子供を授かったことによって思わぬ恩恵を享受した。妊娠にはマイナスのイメージを持っていたというが、「いいこともあるんですね」と茂木は笑った。「家族3人で優勝記念写真を撮るのが夢なんです」。そう語る茂木。家族3人の写真がリビングに飾られる日は近いかもしれない。
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