2015.4.2
首位発進、脱・感覚派宣言の藤本麻子が首位スタート!
2015年、LPGAツアー第5戦『ヤマハレディースオープン葛城』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)が2日、静岡県袋井市の葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(6,568ヤード/パー72)で開幕した。大会1日目、67をマークし、5アンダーで首位に立ったのは、藤本麻子。1打差の4アンダー、2位に藤田光里が続き、3アンダーの3位に2週連続優勝を狙う笠りつ子、山本薫里、三塚優子がつけた。ディフェンディングチャンピオンのアンソンジュは、2オーバー、42位タイスタート。(天候:曇り 気温:13.8度 風速:4.8メートル)
自画自賛、18番でのイーグルで単独首位発進。「メチャ、うれしい。よかった。ボードを何度も確認しました」と藤本麻子は長い1日を振り返った。第3打は残り80ヤード。52度でピンデッドに狙い、バックスピンがかかってカップインする。それにしても、見事なショットだった。今オフ、目標に掲げたのは、100ヤード以内のアプローチを徹底的に磨くこと。大いに役に立ったのが、デンマーク製のゴルフ用弾道計測器だ。当初はお試しで、成田美寿々から拝借していたが、「ずっと使える一生モノ。これまでの人生で一番高い買い物をしました」という。
値段は180万円。ハイテクマシンは、すぐさまデータを計時するのが魅力だ。「私は、どちらかといえば感覚派。でも、感覚だけでプレーしていると、体が疲れている時など、同じようにショットしても飛距離が落ちてくる。そうした誤差を修正するには、本当に効果的です。実は、去年まで80ヤードぐらいのアプローチがとてもヘタでしたからね」。
一方、好調はショットだけではない。まだ4戦とはいうものの、平均パット数は1位。「やっぱり、1番は気持ちがいい」と話す。実は、パッティング練習でも独自の工夫を行っている。表面の半分を黒色マジックで塗りつぶした、ツートンカラーの特製ボールを使用。「転がりが悪ければ一目瞭然です」という。あの手この手で「頭のいいゴルフ」を目指すのが藤本流。創意工夫をすれば、「練習がものすごくおもしろくなります」と言葉を弾ませた。
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