2015.4.18
幸運も味方。菊地絵理香は『もってる人』に大変身
2015年、LPGAツアー第7戦『KKT杯バンテリンレディスオープン』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)の第2日が18日、熊本県菊池郡菊陽町の熊本空港カントリークラブ(6,452ヤード/パー72)で行われた。この日も単独首位を守った、菊地絵理香。ギャラリーを魅了した18番のイーグルなど、通算6アンダーとスコアを伸ばし、念願のツアー初優勝を目指す。2打差の4アンダー、2位に若林舞衣子。3位は通算3アンダーで、渡邉彩香がつけている。ディフェンディングチャンピオンの勝みなみは、通算5オーバー、43位タイ。(天候:曇り 気温:22.7度 風速:3.5メートル)
実は『もってる人』、だった。18番、ピン手前30ヤードからの第3打がカップヘ吸い込まれる。「オッケーには寄ったかな、という手応え。でも、入るとは…。ボールが止まったら、消えた、そんな感じでした」と会心のアプローチを振り返った。この日、2、4番でバーディーを奪い、一気にスコアを伸ばしたが、その後はいまひとつ。一時は若林舞衣子に首位を明け渡す。ところが、上がりの2ホールで大逆転。17番のティーインググラウンドで、「上がりの2ホールでスコアを伸ばす、と誓った」。その強い気持ちが、クラブやボールへ乗り移ったのだろう。
18番にはイーグル賞の100万円がかかっている。「それは知っていました。狙おうと思ったから、セカンドを3Wで打った。ただ、当たりが薄く、もし左へ跳ねたら池だったかも…。ラッキーでした。最近、ラッキーが多い」。照れくさそうに解説したのが、いかにも控えめな菊地らしい。さて、あすは最終日、よくプロの間では、「逃げるよりも、追いかける立場が楽」といわれているが、「追いかける体力が私には、ない。だから、(2位との差は)ないよりはいいと思います。もし、並ばれたら、また頑張るだけ。今までの優勝争いで、一番のチャンスが来たような気がする」。一気にボルテージが上がってきたのは、自信の証に違いない。
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