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2023.10.14

川﨑春花、単独4位浮上で見えたシード圏内入り

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

富士通レディース 2023 東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)第2日

 現在、メルセデスランキング51位にいる川﨑春花。同ランキング50位以内に与えられる来季のシード権獲得まであと少しの位置にいる。もっとも、昨年の日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯でツアー初優勝を飾り、3年間の複数年シードを得ているため、たとえ50位以内に入れなかったとしても、その権利を行使すれば問題はない。しかし、50位以内に入っていれば、その権利を行使する必要がなく、保存できるとなれば話は別だろう。将来的なことを考えれば、複数年シードはできるだけ使いたくはないのが本音だ。

 そんな微妙な位置にいる川﨑だが、ようやく光明が見えてきた。初日に5アンダーをマークして5位タイと好発進。この日は最終組の一つ前でスタートしたが、いきなり1番パー5でバーディーを奪うと、続く2番パー4でもバーディー。3番パー4では第2打をピン上約2メートルにつけたが、惜しくも外す。最終的に6バーディー、1ボギーの67をマークすると、通算10アンダーまでスコアを伸ばし、単独4位でこの日を終えた。

 「後半は途中3ホール続けてグリーンを外したものの、アプローチで上手くカバーできたので良かったです」と振り返った川﨑だが、全体的にはショットが良かったという。「実は朝の練習であることに気がつき、こうしたらショットが真っ直ぐ飛ぶと分かったので、自信を持ってスタートできたんです」。川﨑がいうあることとは、アドレスしたときの重心位置であり、感覚的なことなので上手く説明できないらしい。ただ、安定して構えられる微妙な重心位置を見つけることができたのは間違いない。「もうそれだけ気をつけてラウンドしていました」と、メンタル的にも安心感があったからか、好調時のような思い切りのいいスイングを見せていた。

 ショットの安定感がパッティングにも好影響を与えたのか、初日に続き、この日も27パットに収めた川﨑。欲を言えば、最終日は悪天候が予想されるだけに、もっとスコアを伸ばしておきたかったところだが、「ゴルフの調子は少しずつ上がってきていると思います」と、久々の上位にまずまずの手応えは感じていた。最終日も現在の順位をキープできれば、メルセデスランキングも45位前後に上がるが、さらに順位を上げて最終戦のJLPGAツアーチャンピオンシップリコー杯の出場権を獲得したいところだ。

(JLPGAオフィシャルライター・山西 英希)


<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

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