2015.4.24
ニューヒロイン誕生の予感
2015年LPGAツアー第8戦『フジサンケイレディスクラシック』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の大会1日目が24日、静岡県伊東市の川奈ホテルゴルフコース 富士コース(6,367ヤード/パー72)で行われた。5アンダーで首位に立ったのは、プロ3年目の松森彩夏。1打差の2位に全美貞がつけ、さらに1打差3位タイに西山ゆかり、表純子、原江里菜、仲宗根澄香がつけている。ディフェンディングチャンピオンのフェービー・ヤオは、1オーバー、30位タイスタートとなった。(天候:晴れ 気温:21.0度 風速:4.3メートル)
プロ3年目、20歳の松森彩夏がレギュラーツアー初の首位に立った。今季はここまで『ヨコハマタイヤゴルフトーナメントPRGRレディスカップ』での23位が最高位。直近の2試合はいずれも予選落ちと苦しんでいるが、「ボールがつかまり過ぎていた。トップがインサイドに上がっていた」と、スイングのズレが原因だったようだ。「課題にしていたショットが噛み合った」と言う通り、スイングを修正しことで、今日のビッグスコアにつながった。昨年のファイナルQTで11位に入り、迎えた今シーズン。フルシーズンを戦うのははじめての経験。連戦の疲れがいつしかスイングにも影響していた。
今季に入り、それまでサポートをしてくれていた母親から離れ、独り立ちした。シーズンを通した戦い方にも試行錯誤している中、「交通や宿泊の手配が大変です」と慣れないことに戸惑いを感じながらも、「先のことを考えるようになりました」と、得たものもあったという。夢は「東京オリンピックに出ること」。目標の先に据えたオリンピック出場に向けて今やるべきことは。「明日のベストスコア」。
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