2023.11.23
申ジエはマイペース『山下さんのいいプレーを見た』
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 宮崎カントリークラブ(宮崎県)第1日
ピーンと張りつめた緊張感。申ジエは、第1日とは思えないこのムードを存分に楽しんだ。「いいスタートです。開幕までの2日間、たくさん練習を重ね、しっかり準備ができた。それにしても、きょうは本当に山下選手と一緒にプレーができて、良かったです。最終日の優勝争いのよう・・・」。
序盤から、お互いを刺激し、鼓舞しあうような展開だった。女王を目指す対決。なかなかお目にはかかれない。ただし、唯一、想定外だったのは自然の条件。特に中盤から風が強く吹く。対戦相手以上に、重要なのはこの点かもしれない。
「きのうまで、穏やかで風がほとんどなかった。でも、きょうは急に風が強くなって、特にアイアンショットの距離感が難しいというか、厳しかった」とポイントを語っている。
加えて、序盤は山下が2度のチップインバーディーを目前で披露した。こんな時、どんな気分か-と質問を受けると、「いいショットがあって、ミスもある。それがゴルフです。私の場合、間近でいいショットを見せてもらえば、すごくいいイメージへつながる。また、組のムードが良くなるでしょう。でも、気をつけなくてはいけないことは、自分のスタイルを崩さないことです。第1日だから、よけいに」と達観した様子で話した。
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
前半、2バーディー、ノーボギー。攻撃へ転じた後半は3バーディー、2ボギーの内容で、お互いが3アンダーと好スタートを切っている。とりわけ、14番は会心の内容。第1打を3Wでフェアウエイをキープし、残り125ヤードの第2打をPWで2メートルにつける。
「風がフォロー。9I以下でなければボールが止まらない。おかげさまで狙い通り、すごくいいバーディーが取れた」。チップインのような派手さはないものの、これがベテランのスタイルである。相乗効果が相まって、さらに重厚感が加わった。第2日もまた、同組対決。見逃せない。
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