魅せたイーグル！ 木戸愛が前週から大変身

『サイバーエージェントレディス ゴルフトーナメント』 鶴舞カントリー倶楽部 西コース（千葉県） 2日目

　時はきた。態勢が整った。もう倍返し、いや3倍返しだ。最終日、逆転優勝を狙う木戸愛は、この日の18番、イーグルでギャラリーを沸かせた。17番でボギーを叩き、一歩後退。しかし、前週までと大きく違ったのは、驚異的な粘りを発揮したことだろう。ここ2戦連続で予選落ちを喫しているように、いい流れで来ている、とはいえない状況。そんな時、指導を受けている芹澤信雄から、「(フジサンケイレディスクラシックは)予選落ちでも、しっかり自宅でテレビを観ておけ！」とアドバイスされた。

　「本当なら、そこにいなければいけません。悔しかったです。でも、テレビ中継を観ていて感じたのは、映っている選手のリズムの良さ。実際には大変でしょうけど、どんな時でも、簡単そうに見えた。立ち振る舞いなどもすごく勉強になったと思います。客観的にトーナメントをみて、自分と向き合えました」と話した。おかげで、「粘りという言葉がピンとくるようになった」とも。オフは課題のアプローチを徹底的に反復練習した。「自分の調子は良くなかった」といいながら、首位とは1打差。「優勝は意識しません。テーマは最後まで、やり切ること。そうすれば、必ず結果がついてくる。準備ができました」と結んだ。