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2024.1.25

日蔭温子が殿堂顕彰者に選出

<写真:事務局提供>

 第10回日本プロゴルフ殿堂入り顕彰者記者発表が1月25日、都内ホテルで行われ、JLPGAでは女子プレーヤー部門で日蔭温子(JLPGAツアー通算18勝)が選出。

 また、男子ではレジェンド部門=井上清次、男子プレーヤー部門=倉本昌弘を選出した。

 なお、今回選出された3人の顕彰式典は3月8日、ジャパンゴルフフェア2024会場(パシフィコ横浜)で開催する。

日蔭 温子
【プロフィール】
 1954年4月23日、岩手県出身。1974年、20歳の時にプロテストに合格。1980年のヤクルトミルミルレディースで初優勝。1982年には米女子ツアーの予選会をクリアして5年間、春先を中心に米国でプレーして最高位は4位。
 日本に専念した1987年には6勝を挙げて大迫たつ子らと激しく賞金女王を争い、最終戦で惜しくも大迫に逆転されたが、自己最高の賞金ランキング2位へ入った。
 ゲーム運び、小技の巧みさには定評があり、日本女子オープンでは1982、1992年と2勝を挙げたほか2位2回など大舞台で存在感を示していた。いすゞレディース(後の五洋建設・KTVレディース)では同一大会5勝の偉業を成し遂げている。
 1990年代には現役のプレーヤーでありながら大学の客員教授や非常勤講師としてゴルフの授業を受け持つという異色の二刀流でも注目を集めた。

【主な戦歴】通算18勝
1980年ヤクルトミルミルレディース、1982年日本女子オープン、スタンレーレディス、1985年ヤクルトミルミルレディース、1986年フジサンケイレディス、いすゞレディース、1987年ヤクルトミルミルレディース、三菱電機ファンタスレディス、安比高原レディース、いすゞレディース、富士通レディース、大王製紙エリエール女子オープン、1989年スタンレーレディス、いすゞレディース、1991年いすゞレディース、1992年日本女子オープン、東洋水産レディス北海道、1993年五洋建設・KTVレディース

【コメント】
 「中学卒業後、岩手県の小さな町から就職のために上京した私はやがて実家の事情で故郷に戻らなければならなくなりました。故郷で仕事をしながらも、もう一度外の世界に出たいという思いから通っていたハローワークでたまたま見つけたのが埼玉県の武蔵カントリークラブでの仕事。それがゴルフとの出合いでした。
 本格的にゴルフを始めて2 年あまりでプロテストに合格することができました。ですが、飛ぶわけでもなく、うまいわけでもない、何が取り柄なのか分からないようなプレーヤーだったと思います。そんな私が少しは結果を残せたのは周囲のみなさんの応援があったからです。まだあまり実績がなかった時代に米女子ツアーに挑戦できたのも当時の所属先である日本テレビさんのサポートがあったから。お陰でさまざまなことを経験でき、日本女子オープン優勝などその後の成績につながったと思っています。
 この度、縁がないものだと思っていました日本プロゴルフ殿堂入りの知らせに驚くと共に、これまでお世話になったみなさんのおかげだと感謝の気持ちが沸いてきました。本当にありがとうございます。ゴルフと出合えてよかったと、今、改めて感じています」

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