V2を目指し、成田美寿々は自身の『神様』と同組

　2015年LPGAツアー公式戦『ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ』(賞金総額1億2,000万円、優勝賞金2,400万円)が5月7日、茨城県つくばみらい市の茨城ゴルフ倶楽部 東コース(6,550ヤード／パー72)で開幕する。前日の6日はプロアマトーナメント、公式会見が行われた。

　大会連覇へ挑む成田美寿々は、大きく深呼吸をしてから、「去年の自分を超えます」と宣言した。昨年、21歳215日の大会最年少優勝。きっちりと今大会へ照準を絞って調整を行っている。「調子はすごくいい。イメージ良く回れています。ただ、心配なのは花粉だけ。芝です。それから松もちょっと…」と少しだけ表情をくもらせた。

　とはいえ、予選ラウンドの2日間、自身にとって『神様』のような存在だという宮里藍と同組でプレーする。「もう、思い残すことはない」とジョークを飛ばして、「試合で緊張したことがないけど、藍さんだけは別。女子プロゴルファーになるきっかけになった人です。プレーだけではなく、人間性が素晴らしいです。尊敬しています」と次から次へと絶賛の言葉が飛び出してくる。それにしても、成田のトークはプレー同様、とにかく切れがいい。「私は、お笑いが大好きです。それを生かせないか、と考えました。ただ、みているだけではなく、自分のトークに役立てたい。何事も勉強中です」。あふれる興味と向上心にして、成田の進化は止まらない。