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2015.5.10

『悔しさ100%』の上田桃子 ますます優勝が欲しい!

ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ』 茨城ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県) 最終日

 戦いを終えた上田桃子が、唇をかみながら今大会を振り返った。「公式戦は近そうで遠かった」と。プレッシャーをかけるはずが、この日はスタートでボギーが先行。チョンインジが握っていた勝負の流れを、最後まで自分へ向けることができなかった。しかし、大会前にLPGA会長・小林浩美が口にした、「這いつくばっても勝つ。公式戦ではそんな姿をみせてほしい」という期待を最も実践したのは、上田かもしれない。右足親指の爪を負傷し、激痛に耐えながらのラウンド。この日も足首までのテーピング姿が痛々しい印象だった。もし、万全なら-。それこそ、独走とはいかなかったかもしれない。

 「4日間ベストをつくした。優勝者とは4打差をつけられたけど、私も3位には4打差をつけた。でも、勝てなければ意味はない。残ったのは、100パーセント悔しさだけ」という。にもかかわらず、「ストレスの溜まる状況で、4日間しっかりと向き合えることができた。ケガをしたことでいい勉強になっている。きっと、それがこれからにつながるはず。間違いなく、去年と比べてレベルの底上げはできている。とにかくまず優勝です」。自身を叱咤し、次週以降の大きな糧にする。

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