2024.7.15
『日米の経験が、メジャー優勝の栄誉を勝ち取った』JLPGA会長・小林浩美
<Photo:Matthew Lewis/Getty Images>
エビアン選手権は創設30周年。過去、日本人選手では97年小林浩美、09、11年宮里藍が優勝を飾っている。一方、日本勢の女子メジャー優勝は、77年全米女子プロ選手権・樋口久子、19年AIG全英女子オープン・渋野日向子、21、24年全米女子オープン・笹生優花に続き、4人目の快挙。
JLPGA会長・小林浩美、同顧問・樋口久子が古江彩佳へ祝福のメッセージを寄せた。
JLPGA会長・小林 浩美
『米国メジャー、エビアンでの優勝、おめでとうございます!
素晴らしいイーグルで鳥肌が立ちました。
エビアンは特にグリーンの芝目が強く、そこの読みがパッティングに影響します。
世界中の強い選手が凌ぎを削って戦う中で、これまでの日米の経験が合わさって、メジャー優勝の栄誉を勝ち取ったと感じます。
とても誇りに思います』
JLPGA顧問・樋口久子
『優勝おめでとうございます。素晴らしいプレーを拝見いたしました。今回の古江さん、持ち前のショットの精度、パッティングのうまさに加え、ここぞという時の集中力がとにかくすごいと感じます。
振り返ると、全米女子プロゴルフ選手権までは勝敗に加え、パリオリンピックの出場資格争いがかかっていた。日本勢2番手につけていた古江さんは、プレーを見ていても少し違うなぁ。そんな印象をうけました。プレッシャーだったのかはわからない。
でも、アマチュアの時から体形は小柄でも、思い切りの良さが際立っていました。その特性があまり伝わってこなかったことが、ちょっと気になっていたのです。その後、オリンピック代表の2枠目は山下美夢有さんに決まりました。心中をおもんばかると、本当に残念だったと思います。
海外でプレーし、しかも試合ではトップ10の常連選手。ここまで、自分が思うようなプレーができず結局、4年に1度のチャンスを2回連続で逃してしまった。プライドが許さなかったでしょう。ただ、今回はそんなモヤモヤが吹っ切れた様子。今回のメジャー優勝を期に、今後も優勝を重ねるでしょう。勝てるプレーヤーです、古江さんは』
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