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2024.7.17

山下美夢有『もう、やるしかありません』宣言

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGAツアー2024シーズン第20戦『大東建託・いい部屋ネットレディス』(賞金総額1億2,000万円、優勝賞金2,160万円)が7月18日、福岡県糸島市 ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(6,505ヤード/パー72)で開幕。オープンウィークを経てシーズン後半のスタートだけに、各選手に鋭気がみなぎる。17日はプロアマトーナメントが行われた。

 パリオリンピック代表へ選出。山下美夢有は、名実ともに日本を代表するプロゴルファーとなった。もちろん、今大会へも全力投球。目標は当然のことながら優勝である。

 エビアン選手権から16日に帰国。「まだ、日本の暑さに慣れていないせいか、体の動きがいまひとつです。時差ボケで、ボーッとすることはないけど…」と苦笑しながら話した。全米女子プロゴルフ選手権で2位へ食い込み、2人目の代表をラストチャンスで手中に。昨年から、「24年の目標はオリンピック」と宣言していた。まさに面目躍如の勝負強さを発揮したことになる。

 ただし、満足しているわけではない。「ショートゲームが納得できない」といい、「距離感です。狙い通りのショットでも外れてしまう。また、思い通りの手応えでもラインが違います」と、結果オーライで済ませないところなど、ひとつ上のステージをどん欲に求めている。

 オリンピック前、調整という意味でも今回は試合で、細部までつめていかなければならない。パリが待っている-そう考えれば苦労もまた、楽しいことだろう。エビアンでは優勝した古江彩佳をシャンパンシャワーで祝福。「ジュニアの頃から知っています。メジャーでしかも最終ホールで、イーグルを決める。本当にすごい」。ただし、パリへは古江を逆転して、代表となった。

 その重責も感じながら、参加することに意義がある-とはいかない状況だ。「もう、やるしかありませんね。私の体は私にしかわからない。体調管理も含め、しっかりと…」が、決意表明だ。

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