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2024.8.3

桑木志帆 予感と閃きでV争いへ

<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

北海道 meiji カップ 札幌国際カントリークラブ 島松コース(北海道)第2日

 18番、大歓声がコースへ響く。桑木志帆がイーグルフィニッシュを決めた。残り20ヤードの第3打を52度でチップイン。「入りそうだ、と予感めいたものがあった。当然、狙って」と、涼しい表情で振り返る。

 念願の初優勝を含め、躍進をアピールするシーズン。イーグル数を7として、1位になった。「去年も割とイーグルはとれています。ただ、今年は簡単にとれるようになった。第一、飛距離がアップしているし、アプローチの技術が上がっている。特にラフからはクラブヘッドがうまく抜けるようになりました」と、手応え十分。


<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

 前週もオープンウィークとはいえ、静養ではなく、「気をゆるめないことを心がけた」そうだ。「すごく暑かったけど、4ラウンドしました。それから、トレーニングもいつも以上にしっかりと」。意識まで違う。というのは、各トーナメント開幕前のプロアマ戦へ常時、出場の大役が加わったからだ。

 「私の名前の前に、いつもツアー優勝者と書いてある。見るたびにうれしくなります。もっと、成績をあげないといけない、と身が引き締まる」という。この日は朝の練習場で、1Wからパッティングまで連動できていないことに気がつき、即座に修正。これは閃きました」と前置きし、「3番は、きのうもボギーでした。でも、4番でバウンスバックに成功したのは、連動の閃きがあったからです。ただ、あすも3番は要注意です」と心へ刻んだ。

 そして、最終日へ向け、「ボギー、ダブルボギーを簡単に打ってしまうコース。しっかりマネジメントします。耐えながら、スコアを伸ばすため」と、しっかりと準備を整えた。

(青木 政司)

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