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2024.8.8

竹田麗央、目指せ歴代最高の平均ストローク

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGAツアー2024シーズン第22戦『NEC軽井沢72ゴルフトーナメント』(賞金総額1億円/優勝賞金1,800万円)が8月9日、長野県軽井沢町・軽井沢72ゴルフ北コース(6,685ヤード/パー72)で開幕する。8日はプロアマ大会が行われた。

 前週の北海道meijiカップで今季4勝目を飾った竹田麗央。メルセデス・ランキングでも1位に返り咲いただけに、今週も上位に入り、2位以下に差を広げたいところだ。しかし、竹田自身にはそのような気負いが一切ないどころか、逆に気を引き締めている。

 「前週は最終日の16番ホールで、勝負どころにもかかわらず、ショットを曲げてしまったり、ショートゲームをミスしてしまいました。その辺はまだまだだなと反省しています」。

 ショットを曲げた理由としては、インパクトを意識し過ぎたことだという。その結果、フィニッシュまで振り切ることができず、中途半端なスイングになっていた。「今週はフォロースルーに意識を置き、フィニッシュまでしっかり振り切りたいと思います」と、自分なりの対策を立てて臨むつもりだ。

 現在、竹田の平均ストロークは69.4174(1位)で、この数字は昨年の同部門1位であり、歴代最高記録である山下美夢有の69.4322を上回る。まだ10数試合残っているだけに数字を落とすことも十分考えられるが、記録更新を狙える位置にいることは間違いない。その原動力となっているのは、ドライバーを中心としたショット力にあるが、パッティングの向上も見逃せない。

 昨年と比べ、パーオンホールでの平均パット数が1.8048→1.7455、1ラウンド当たりの平均パット数が30.0175→28.9720と軒並み上がっているのだ。「昨年はカット軌道でストロークしていましたが、シーズンオフに見直して、インサイドインの軌道になるように練習したのが良かったと思います」。カット軌道だとボールに右回転がかかりやすく、ラインから外れることも少なくない。インサイドインの軌道にしたことで、ボールがより真っ直ぐな転がりになり、ラインに乗るだけでなく、カップの手前で止まることも減ってきた。

 もちろん、得意のドライバーも相変わらず好調だ。むしろ、夏場になりしっかりと振り切れる分だけヘッドスピードが伸びたという。「昨年は45m/sだったのが、今は46m/sです」。おかげで、4ホールあるパー5のうち3ホールで2オンが可能だ。

 昨年の優勝スコアは16アンダーであり、今年もバーディー合戦が予想される。そのことは織り込み済みで、「バーディーをたくさん取れるように頑張りたいですね」と、気合を入れる。2週後の全英女子オープンに出場するため、次週のCAT Ladiesは欠場する竹田。その分も今週はポイントをしっかり稼いでおきたいところだ。

(山西 英希)

<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

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