2024.8.9
残り4Hで3バーディー 山下美夢有6位
山下美夢有<Photo:Andrew Redington/Getty Images>
パリオリンピック・ゴルフ女子第2Rが8日、ル・ゴルフ・ナショナル(6,374ヤード/パー72)で行われた。第2日、山下美夢有が持ち味を発揮したのは、終盤だった。14番まで2バーディー、3ボギーと、流れに乗れない。それでも、チャンスが来るのをジッと待っていたかのようだ。
残り4ホールとなった15番。第1打をフェアウェイのセンターへ運ぶ。残り137ヤードの第2打はグリーンをとらえたものの、ピンまでは9メートル。とてもチャンスとはいえない。
しかし、入念にラインを読んで、しっかりと傾斜を確かめた。集中力を最高に高め、アドレスへ入る。正確なストロークからエネルギーを得たように、ボールはカップへ。反撃へ転じるバーディー奪取で、この日のスコアをイーブンパー戻し、通算1アンダーとした。
続く、パー3・16番は、ピン左5メートルからのバーディートライ。が、わずかにカップをはずれ、惜しいパーセーブ。前日はパッティングの感触がいまひとつのようだったが、この日は違った。
17番、第1打、フェアウェイをキープする。残り145ヤードの第2打は、鋭くピン方向へ。1.5メートルにつけた。難なくバーディー奪取。勢いがつく。最終18番はパー5。前日は果敢に2オンに成功したが、3パットのパーセーブだった。
それだけに、状況を考慮しマネジメントを変更。第1打、フェアウェイ→第2打はピンまで池越えの186ヤード。レイアップした→第3打、花道からピンまで69ヤード。58度でピン4.5メートルにつける。決して、やさしい状況ではない。だが、バーディーで第2日を締めくくる。
「途中、苦しい状況を耐えることができた。何とか立て直せることができたと思います。あすも、パッティングを決められるかでしょう。いい流れで終わることができた」と、ホッと胸をなでおろす。5バーディー、3ボギーの70。6位タイ、通算3アンダーで、第3日へ向かう。
笹生優花(R)<Photo:Kevin C.Cox/Getty Images>
モーガン・メトロー<Photo:Kevin C.Cox/Getty Images>
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