2024.8.29
竹田麗央、狙うは平均飛距離ナンバーワン
<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>
JLPGAツアー2024シーズン第25戦『ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント』(賞金総額7000万円/優勝賞金1260万円)が8月30日、岐阜県瑞浪市・ゴルフ5カントリーみずなみコース(6559ヤード/パー72)で開幕する。29日はプロ・アマトーナメントが行われた。
現在、メルセデス・ランキング1位の座をキープしている竹田麗央。その他、平均ストローク、平均バーディー数、パーブレーク率、60台のラウンド数などで1位となっている。ところが、そのようなスタッツを気にすることはほとんどないという。あくまでも自分が納得するプレーをすることが第一であり、スタッツは結果に過ぎないからだ。ただ、竹田が目の色を変えるスタッツが1つだけある。ドライバーの平均飛距離を争うドライビングディスタンスだ。
「最終的に265ヤードぐらいまでいけば1位を取れると思いますが、強敵ばかりなので…」。現在、竹田の記録は262.47ヤードで第4位。上位は1位が葭葉ルミで264.24ヤード、2位が神谷そらで263.22ヤード、3位が穴井詩で262.97ヤードとなっている。どの選手も過去に同部門の1位になった実績があるだけに、竹田のいうように強敵ぞろいではある。
それでも、昨年は258.91ヤードだっただけに、今季は3.56ヤード伸びている。残り試合での逆転に望みをかけたいところだ。一方、フェアウェイキープ率は62.5940パーセントから58.4071パーセントに落ちているのが気になる。
<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>
「コースにもよりますが、曲がってもいいホールだったら普通に振っていきます。フェアウェイキープ率に関しては飛ばす選手にとっては仕方がない部分ではあるので、あまり気にしていません」。今はとにかくフィニッシュまでしっかりと振り切ることだけを心がけているとのこと。
飛ばし屋ならではのこだわりが感じられるが、将来的には海外ツアーで戦う目標がある竹田だけに、今は絶対的な飛距離を確立したいのだろう。ちなみに、竹田が飛距離のほかに密かにこだわっているのが、平均ストロークだ。
「昨年の山下美夢有さんや19年の申ジエさんが60台を記録したときは、すごいなと思ったんですが、自分も目指してみたいなと」。そのためには、パッティングの精度を上げることが重要になるものの、課題が1つあるという。「コースによってはラインを読みにくいグリーンもあって、それに対応する手段が今のところ少ないんです」。それを解消して安定したパッティングをできるようになれば、自動的に平均ストロークも上がってくる。現在の平均ストロークは69.4306だが、目標の60台も現実的なものになるだろう。
前週に出場したAIG女子オープンとはグリーンの状態がまったく異なるが、どこまで対応力を見せることができるのか、ドライバーの飛距離とともにグリーン上での竹田も気になるところだ。
(山西 英希)
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