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2024.9.14

竹田麗央「11割で」振るもドラコン連覇ならず 工藤遥加が初V

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

第55回住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)第2日

 毎年恒例の「朝日インテックpresentsドライビング女王コンテスト」が第2日競技終了後に行われ、工藤遥加が277.7ヤードを記録して初優勝。2年連続優勝を狙った竹田麗央は、275.6ヤードを飛ばしたものの2位に終わった。

 1人2球を連続で打ち、フェアウェイかファーストカット内にとどまった球のみを計測して飛距離を競う方式。「私にとって『初優勝』だったので、すごくうれしかったのを覚えています」と語る竹田は、思い入れもひとしお。今季に入ってからJLPGAツアー初勝利を含めて6勝を挙げ、メルセデス・ランキングトップを走る快進撃の呼び水になったコンテストとも言える。


竹田 麗央<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 「連覇を狙います」と公言し、参加8選手中大トリで登場したが、「11割の力で振りましたが、ボールの上っ面に当たってしまって」最初に打った工藤の記録を超えることはできなかった。

 本戦では最終日を前に、首位へ9打差の35位タイ。ゴルフ5レディス、ソニー 日本女子プロ選手権に続く3週連続優勝の可能性は風前の灯だが、「1つでも順位を上げたい。このコースにはあまりいいイメージがないので、最後はいいラウンドで終わりたいです」と気持ちを切り替えた。


工藤 遥加<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 一方の工藤は「最初に打てたことが良かったですね。後から打つと、どうしても力みますから」と照れ笑いを浮かべた。プロ野球で現役時代に投手として通算224勝を挙げ、引退後も監督として日本一5回を誇る工藤公康氏の長女。父は正力松太郎賞5回、MVP2回、最優秀防御率4回など数えきれないほど表彰されている。工藤自身は、ステップアップ・ツアーで1度優勝しているものの、これが初タイトルとも言える。「ファンのみなさんが覚えてくれますし、距離を出せるプロって特に応援してもらえると思うので、うれしいです」と笑った。

 もっとも、本戦の方はカットラインに2打届かず予選落ち。前週終了時点でメルセデス・ランキング50位につけ、初のシード権獲得へ向けてギリギリの戦いが続く。「今はそれしか考えていません。今大会では自分よりランキング下位の人たちが予選を通過している。残念ですが、ここから逆に自分がプレッシャーをかけていけるように頑張ります」とこちらも気持ちを切り替えた。竹田同様、初タイトル獲得をJLPGAツアー本戦での飛躍に結びつけることができるか。

(宮脇 廣久)

【出場選手の使用クラブ、使用ボールの一覧はこちら】

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